ひかりからひかりへお乗り換えです
新大阪駅で爆走してそうだがそうではない。
実家のネットは光の最古参である。FTTHなんてコトバが新鮮だった頃のことだ。
光と言えば100メガ基本だが、当初驚く無かれ10メガという廉価版があった。まぁ使うの両親だし、そもそも無線LAN噛ましてるから10メガも元より出ない。そんな判断で廉価版にした。
それが今日び中途半端な仕様になってサービス停止。「工事代タダにするから光ネクストに切り替えて」とNTTに泣き付かれたので応じてやることにした。とは言え工事と言っても大げさではなく、GE-PON(ONU……終端装置)を交換する。
立ち会いが必要だが、ネット通信の再確立が必要なのでオヤジでは話にならず、千葉からのこのこ100キロ出張。昼前に実家に入る。
「今いかがですか♪」
電話の主は何と女性。通信ハードの女性エンジニアとは珍しい。
「いいっすよ」
外へ出ると高所作業のトラック1台。
「ONU変えるだけでは?」
「電柱側で作業が必要でして」
旧端末。
ファイバー豪快にニッパでぶった切る。
「端末処理面倒でしょう?」
旧端末の設置時は治具使って切断面の直角を出し、ネジで慎重に合わせ、なんて記憶がある。
「コネクタの接続が必要でして」
ちなみに旧端末から尻尾のように出ている青いのが光ケーブルなのだが、これはカバーを被った状態である。実際のレーザ光が通るファイバー自身は髪の毛並みに細く、被服をラッキョウみたいに何度も剥くと現れる。
それをコネクタに仕込む作業はさながらミシンに糸を通すが如く。
……女性の繊細な指先は案外向いてる?
光強度を測定して新GE-PON登場。
ハイテク機器に見えぬ。LANケーブルで測定パソコン。
「94メガ出てますね」
無線LANが噛むんだけどね。
WAN側の接続を再確立して作業終了。
以上15分。
「ありがとうございました」
昼飯を買いに出かけた母親帰宅。
「もう終わったよ」
「は?」
連中のためにペットボトル……
「千葉持って帰って」
重いわい。
あ、忘れ物。
「測定器が」
「取りに行きますっ!」
光出力測定器。ちゃんと繋がっていて所定のパワーが得られるか調べる物。
……商売道具忘れちゃだめじゃん。ウチの蛍光灯-34dBと←使うなよ
ぴんぽ~ん。
「はーい」
「あのうすいません」
「あった方が便利なんだよね」
「はいっ!もちろんですっ!」
スキルのある元気なドジ姫。
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