宇都宮に着いて食べる軽やかな歯ごたえの餃子
家族で出かける。目的地は当地にある「うつのみや妖精ミュージアム」。
確かに東武特急スペーシアで喜多方行ってラーメン食って帰ってくるという馬鹿を働いた過去があるので、餃子目的で千葉から出撃もやりかねない人間と自認するが、
能書きはさておき宇都宮来て餃子食わない理由はないのだ。とりあえず「みんみん」。
餃子は肉身があって皮にコゲがあってニンニクが効いていて、職人が鬼の形相で水加減とタイミングを見計らうヘビィデューティなのが好きだが、
ここの餃子はサクッとした歯ごたえで爽快な印象。これはこれでよし←あっさり信者
さて腹ごしらえ済んだところで件のミュージアムに向かう。「うつのみや表参道スクエア」の5階にある。パルコの向かい←地元の方向け
さて本題。ここは妖精研究の第一人者でいらっしゃる井村君江さんが名誉館長。この夏の企画展で
うつのみや妖精ミュージアム 2009年企画展「きたのじゅんこ妖精版画展 ~ケルトの深い森から~」
を開催、千葉の深い森から出かけていったわけだ(8月30日終了につきリンクはしない)。
今日は色鉛筆を使った技法のレクチャーとサイン会。井村館長のご挨拶を頂戴してスタート。
中身詳しく書いてもしょうがないが、一つだけ書いておきたいことがある。
きたのさんは色鉛筆で描かれるわけだが、「色鉛筆で絵を描く」という一般的なイメージとは大きく異なる。すなわち輪郭を書いて色を塗る、ではない。
むしろ輪郭で別れていない全体としての「ありさま」を浮き上がらせるアプローチの結果、色鉛筆の姿をしたデバイスと出会い、鉛筆風にも使える、程度というのが端的なところ。光と光の交わるところに境目はないのだが(虹を見よ)、その表現にうってつけなのが色鉛筆だった、なのだ。
オレの場合むしろ完全に分解して個別詳細に見る傾向があるので(ゲシュタルト的とでも言うか)、これ以上書くのは野暮につき控える。ただ「期限切って数値で出す」が幅をきかせる世の中で、きたのさんの作品世界は眺めて尚のこと心地よいとだけ強調しておく。ちょっとお話しできたが、「襲いかかる現代の風潮からお守りしたい」。
ともあれお疲れ様であります。
>井村君江先生
ミュージアムの「宝物」たち。すごい物があっさり置いてあって驚きでした。
テキスト持ってますが全部目を通し切れてません。ごめんなさい~
※中身の類推できないタイトルになったことをお詫び申し上げます。
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