台風が来た
拮抗するくらいなら面白いかなと正直思っていたが、絶対安定どころか300越えは予想以上。
言わずと知れた選挙の結果。
ここでイデオロギーや政治論じる気は毛頭無いが、50年来のパラダイムシフトであるから、少し概観してみたい←偉そうだろ
まずはこの結果「自民いやん」の総括と言っていいだろう。「罰」とか「お灸」と書くメディアあるがその通りで相違あるまい。首が回らない→じゃぁ税金上げるかと言われりゃ単純に怒って当然だろう。この手の体制変換を「風が吹いた」と表現するが、今回の場合は単なる風じゃなくてまさに台風だ。現物ちっぽけだったが(怒るなクロヴァン)、実際には永田町に眼を持つ「超大型で猛烈」なヤツが襲来したわけだ。
ただ結果の賛否さておき、50年も同じ政党がさして苦労もせず政権担当というのは、みんしゅしゅぎ的にはチト問題があると考える。メリケンは民主・共和が競り合ってるし、民主のシャドウキャビネット(影の内閣:野党が「オレの政権だったらコイツらをこんなポストに配してこんな仕事させるぞと言うシミュレーション存在。体制批判のトリガに使う」)は、エゲレス議会のパクリだ。「いつ寝首を掻かれるかワカラン」という危機感がないと形骸化するのは何でも一緒。いっぺんやらせて能力を付けさせておくのは悪くない。数にあぐらを掻くというのは客観的視点を見失う。自民の誰かが言った「戦後レジームの脱却」。民主にやってもらったわけだ。
ちなみに「政権担当能力がないっ」てのが自民の言い分だし、右系さんからまず出る批判だが、これは「前例がないから出来ません」っていうお役所答弁と同質と言っておきたい。「初体験」を認めなければ永遠に何も始まらない。
とはいえ実際、民主のマニフェストに関しては「各論反対」が多かろう。高速道路の無料化など(建設開始当初はそれが前提だったが)、現実的に不可能なものも少なくない。まぁ「ムダ」を洗い出して、どれだけの資金が確保できるか明らかにしてから斟酌していただきたい。
台風は去りて南国の空気を残し一過の空は晴れ渡る。玉虫色の徘徊した永田町に鳩の迷鳥にならんことを祈る。
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