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2009年8月11日 (火)

く す り ♪♪

……長いよ。

このブログ自体そうだし、←「出張所」を覗いて頂いている方は尚のことだと思うが、同じオレが書いているのにアホみたいに文体が違う。特に小説の方は文体が「高速」だと自覚する。当然、精神状態が異なっているのである。
本題に入る前に、その特殊性についてちょっと書く。

「創作」の手法というと、教科書に書いてあるのはあらすじ考えて肉付け、だが、オレの場合そんな方法で書いたことがない。大音量の音楽を使って日常の音を遮断し、一太郎を開くと、イメージと文章が 紡 ぎ 出 さ れ る 。
「いちご」と書くとあの赤いつぶつぶ姿がポンと浮かぶが、その「ポンと浮かぶ」が意識せず、求めず、意図して考えようとせず、勝手に生じるのである。動く娘の姿を捉えて表現と文章をオレが考えることもあれば、最初から文章の形で出てくることもある。どっちにせよ言えることは「託宣」「天啓」という状態が理解できる。
この間オレの目は確かにパソコンと周辺の有象無象を捉えてはいるが、脳の視覚連合野ではオレしか知らない画像の追尾が行われている。その状態のオレの目を見れば「イッちゃってる」と誰もが思うであろう。目で見つつ別の映像を追い、文章を組み立ててパソコンに打ち込む。映像の作成には当然記憶の中のあらゆる映像が呼び出され、パーツ単位で切り出されて組み合わされるという作業が伴う。
それだけ同時進行しているのであるから、「CPU負荷」はめちゃくちゃ高い。脳みそ爆速運転となり、音楽も速いほうが好ましく鼓舞される。こうなってくる。自ずからアウトプットである文章は超高速。宜なるかな、である。
この「高速運転中」こそが特殊な精神状態そのものである。いわゆるハイテンションである。従い、創作・表現に携わる方には少なからずこの状態が存在するんだろうなと合点が行く。スポーツで勝手に身体が動いて神懸かり的なプレイというシーンがあるが、それも同じであろう。

以上を踏まえて元に戻る。
戻って問いを発する。そのハイテンションを故意に得たいと思ったならば?
故意に得たいとはどんな状態?

「才能が枯渇」というコトバを聞いたことがあると思う。ヒット作を連発していた創作者・表現者が、スコンと何も生み出せなくなる状態だ。多くの場合仕事の締め切りが付いていたり、連載のまっただ中、なんて状態で「枯渇」が生じるので、深刻に悩むことになる。何をどうやってもあのハイテンションの高揚が生じないのである。しかも何の予兆もなくその状態に陥るので、ストレスとプレッシャーは相当なものだ。それこそ不眠レベル。

・ハイテンションが欲しい
・眠れない

そこに悪魔が囁く。いっぺんに解決できる「クスリ」があるよ。
P8090026


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