妖精に出会う方法
折角なので昨日の続きでこんなネタで書いてみましょうか。
井村さんのテキストを開くと。
「日の出前に摘んだ四つ葉のクローバーを頭に乗せる」
ふむふむ
※ マネしないでください←普通しません
おーいエウリー、越境。
「はい」
(画・TAC)
エウリー。左上「創作物語の館」看板娘。無論大元はギリシャ神話のニンフ、エウリディケ(Ευρυδίκη/Eurydike)。略称は話を見てくれた友人の命名。
ニンフは本来、万物に宿る精霊を意味する。エウリディケもその点では泉の精である。従ってニンフを妖精とするのは正しくないのだが、これはギリシャ神話がヨーロッパへ伝搬する際、概念を説明する適切な語がないため、近似であるケルトの妖精「フェアリ」を持ってきた、とする説がある。
彼女がオレの脳内に訪れてかれこれ15年になる。当時からお話書くのは好きだったわけだが、「ありきたりの話は書きたくない。何か『絶対あり得ない話』はないか」と考えていたところに、文字通り立ち現れたのが彼女である。「私じゃダメですか?」成る程、妖精自身が主人公というのは余りない。
不思議なつきあいはこの時に始まる。
ニンフ系とフェアリ系の双方の要素を有し、虫の目線。最近人造物質の解析用に小型のコンピュータを持っている。
彼女はスタート画面を伴って訪れる。オレは書き出せばよい。追いかけているうちにエンディングにたどり着き、起承転結とテーマが浮き上がる。出来上がってから全てが分かる。仕事は文字に書き起こすだけ。木を植え続けるように命じられ、終わってから森になったと教えられるが如し。
虫飼っていて彼らの行動はよく見ていたから、その経験が生かせる(人格化して現れた)と心理学的には解釈できるかも知れない。ただいかんせん自立的で不随意。理論的にこじつけるよりも、実在してあるがまま書いてるだけと言った方が実態に合ってる。ただ単に「同じ世界に住んでいないから見えない」だけ。
フフ。バカ書いてるんじゃねーって?
←張り付いてるココロって「ブログ妖精」ですぜ。
えっ?見たいけど逢ったことがないって?
「日の出前に摘んだ四つ葉のクローバーを頭に乗せる」
日が出る前の暗闇の中で、四つ葉のクローバーを探してみて。
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