男は少女に恋をする~現代ロリコン考~【2】
黒野理絵子(架空の人物 powerd by TAC@TAC’s DDDD)
【少女の因数分解】
少女、という文字には、「女になり始めた少年」と「小さな淑女」の両方の意味が絡んでいる、と考えれば、首肯される向き多かろう。コドモ以上オトナ未満。すなわちそこに「そのつもりはなくても男を惹きつける要素」が存在するのは確かである。そこで完成途上の少女方程式について、因数分解を試みる。
(1)生物学的に「女」として
少々ドキッとする書き方になるが、16歳で結婚というのはぶっちゃけその一点である。子供を産み育てるのに健康上の懸念がない。
ただ応じた魅力を男が感じなければ結婚も出来ないわけで、惹かれるだけのものは当然、存在する。そのナボコフ作品中では、この年頃で色気を発している状態を、ギリシャ神話のニンフ(Nymph ぶっちゃけ妖精)になぞらえ、ニンフェット(Nymphet)と呼んでいる。
ジェンダーさんがパソの向こうで青筋立ててそうだが、「地球生命ホモサピエンスのメス」と捉えた場合、子孫の残存確率を増やすには、若いウチから多くの子どもを産めるに越したことはない、となる。良く書いているが、太古人類といえども子どもの生存率は非常に低かった。生物としての繁殖・種の保存・天敵からの防衛に有利な選択として、若くして男を惹き付ける魅力を備え、子孫繁栄に貢献するのは合理的だったといえる。つまり、妖精の色香は原始からの名残である。遺伝子は1万年そこそこでドラスティックに変わらない。
(2)でも「子ども」
問題なのはこっちである。正確な性知識もなければ、男を見る目もないので完全に無防備である。加えて、男に比して圧倒的に非力である。このため、力ずくでどうにかという輩が必ず出てくる。
(引用はじめ)
教え子強姦46件、元小学校教諭に懲役30年 広島地裁
2009年9月14日15時8分
教え子の多数の女児に性的暴行を繰り返していたなどとして、強姦(ごうかん)、同未遂、強制わいせつ、児童福祉法違反の罪に問われた広島県三原市中之町3丁目、元小学校教諭(43)=懲戒免職=の判決が14日、広島地裁であり、裁判長は求刑通り懲役30年を言い渡した。
被告は、勤務先の小学校舎内や自家用車内で、教え子の女児計10人に対し、性的暴行を加えたり、女児に服を脱がせ、その様子をビデオカメラで撮影したりするなどのわいせつ行為を繰り返したとして、強姦罪46件▽強姦未遂罪11件▽強制わいせつ罪13件▽児童福祉法違反罪13件で起訴された。
被告は女児に、行為を口外すれば「勉強やスポーツを教えない」「写真をばらまく」などと脅迫したと指摘。公判ではこのほか、被告が検察の調べに「教諭になってから27人の女児にわいせつな行為をした」と供述したも明らかにされた。
弁護側は、被告は反省し、懲戒免職になるなど社会的制裁も受けているとして、刑の軽減を求めていた。
(終わり・個人名省)
それは原始の時代は、モテない男の最後の手段として普遍的であったかも知れないが、現代では犯罪そのものであり容認されない。しかし現代でも、同年代の女性に対して失敗したり自信がないなどの結果、この遺伝子が呼ばれる事はあり得る。遺伝子は1万年そこそこでドラスティックに変わらない。
この危険を回避するのは大人の責務であり、冒頭、女の子達への注意喚起の引き金となる。ちなみに「思春期」は、性差を意識し「子どもじゃない」という自覚に至った状態(心の問題)であるから、少女と思春期は完全一致ではない。
(3)その正体は「女神」
純潔性信仰と書けばより意図がハッキリするかも知れない。これも幾度か書いているが、元来女性は神聖な存在である。命を育むという類い希なる能力の故だが、そのポテンシャル(potential 可能性・潜在力)自体に神秘を感じ、可能性の象徴である純潔(バイオリズムは発現を見ているが、実際に命を宿したことはない)を聖なるものと捉え、崇拝した。と考えれば合点が行く。当然、対象は少女となる。
また、そのポテンシャルこそは命を「神の御許」から「人の身体」に引き込む能力に他ならない。「霊」に「肉体」を与えるのである。これは不可抗力である「死」と逆の現象を意味し、不可抗力に対し女だけが備えた超能力と受け止められて不思議ではない。従って霊的な仕事、すなわち神との対話を少女が司るわけである。巫女である。託宣能力がポテンシャルに依存するなら、純潔性は崩されてはならない。結論は自然に導かれる。
そして純粋培養された結果、他の女性とは性格も言動も当然変わってきて(本当に霊能力を備えたかも?)、自身が崇め奉られる存在になる。女神の誕生である。例えば卑弥呼。そして卑弥呼の後継は登与(とよ)、13歳。
解:女の子は、すげーんだ。
だからこの位の娘達を物語の主人公にしたくなるである。
(つづく)
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