娘が自転車に乗れた日
弟の時には夜な夜な補助輪の角度をいじり
「もう要らないじゃん。取っちゃえ」
しかし娘の自転車は構造上そうは行かぬ。しかも娘は努力嫌いの失敗嫌いというデッドロックお嬢。
どうしたモノかと考えあぐねて幾星霜。ついに痺れを切らした妻が、アパート前で練習している小さい女の子を見て強権発動。
「取っちゃえ父ちゃん」
ならば、父は鬼。
モンキーレンチでかちゃかちゃ。
「とりあえずココに座って、足で地面蹴ってぐるぐるしてろ」
「え~」
放置し、一旦部屋に戻って、タオルとマキロンと絆創膏。
準備万端で練習場?に取って返す。
ところが。
「お父ちゃん、見てて。……あれ!?乗れた!」
おろ?
何も考えず「いつも通りに」ペダルを漕ぎ出したらしいんだな。
そのまま乗れちまいやんの。曲がるのも大丈夫。こぎ出しとブレーキがぎこちないが、コケて血イ見ることもなくキコキコ。
目が点(・・)
よく考えたらバレエで片足立ち良くやるわけで。「バランスを取る動作」ってのを娘は体得してるんだな。
「わーいわーい。はぁ、嬉しい」
以上10分で終わった。まぁ後はこぎ出しとブレーキだな。精進しる。
午後は753の写真を撮る。平和な日曜。
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