リレンザというクスリ
ザナミビル、が正式名称らしい。
「仕事」の内容はタミフルと一緒。ウィルスの増殖活動を妨害する。但し今あるウィルスを殺す作用はない。
だからウィルスが増える前に飲んでナンボ。
「お子さんから目を離さないで下さいね」
と薬剤師に言われたわけだが、
厚生労働省は「インフルエンザ治療に携わる医療関係者の皆様へ」という文書を発表し、「現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えておりません」としつつも、医療関係者に対し「万が一の事故を防止するための予防的な対応として、特に小児・未成年者については、インフルエンザと診断され治療が開始された後は、タミフルの処方の有無を問わず、異常行動発現のおそれがあることから、自宅において療養を行う場合、
(1)異常行動の発現のおそれについて説明すること、
(2)少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮すること」と患者や家族に説明するよう、注意を喚起
http://www.pref.nagasaki.jp/yakumu/pdf/20070228.pdf
その通り経過を見ていて。
結論:感情の起伏が大げさになるんじゃないのか
そもそも発熱は血流が増えるのでナチュラルハイの状態を作りやすいのだが……
「心」はハイでも「身体」はだるくて動けないってのが普通のインフルエンザの罹患中。
しかしクスリでだるさは消える。実際娘なんかどーみても元気な子軟禁中。
残るのは心の変化。本当か?この推論。
さておき、ウチの娘もナチュラルハイ。ん?と思ったのは「いーから寝てなさい」と叱った時。めそめそ泣き出したのだ。
そんな程度で。
「ハイの状態」は、頭の回転がムダに速いわけだが、これは僅かな刺激で脳神経系が敏感に反応する……感受性が豊かになりすぎる、の一側面と捉えてもいいような気がする。
そして台風の行方を追跡していた夜。娘がガバッと半身を起こす。
「どうした。身体おかしいか?」
「おとうちゃんありがとう」
で、また寝る。派手な寝言である。娘はあまり寝言夜泣きをする方ではない。そして今朝は「怖い夢を見たよ~」としがみついてきた。
機序はワカラン。C12H20N4O7とゆー組成で脳に入り込めるとは思えん(cf.血液脳関門)。
しかし「反応が派手になる」とすれば、インフルエンザに関わる諸々「奇行・事故」も説明付かなくはない。飛びたいような気持ちで高層階から飛んでもおかしくないし、死にたい気持ちで死のうとした、というのも可能。
クスリのせいか、インフルエンザのせいか、クスリが助長しているのか、クスリ×インフルエンザで何かエアポケットが出来るのか。
とりあえずリレンザは使い終わった。
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こんにちは
娘さん回復良かったですね。
東海地方は学校・学級閉鎖のところも多く、同僚の中1の息子くんも、リレンザのお世話になったのですが、夜中にいきなり パジャマ、衣類を全部脱いで、走り出したそうです。
あわてて、玄関に立ちはだかって、出られないようにしたそうですが、同僚は異常行動?にビックリだったそうです。
>クスリのせいか、インフルエンザのせいか、クスリが助長しているのか、クスリ×インフルエンザで何かエアポケットが出来るのか。
とにかく、インフルで薬を服用時には注意は必要ですね。
投稿: piko | 2009年10月12日 (月) 18時06分
こんにちは
>異常行動?にビックリ
いやありますねぇ。罹ってしまったらのっぴきならないってことでしょうか。向こう暫く毎日体温計って、異常があったらすぐ病院、という心づもりが必要なのかも。
ちなみに親の方は平気です。目論見通りウィルスの増殖が抑えられたようです。
…いや単に馬鹿だから風邪引いてないだけって意見否定しませんが(^0^;)
投稿: すのぴ@ちば | 2009年10月12日 (月) 18時20分