鼓膜切開・インフルエンザ侵入
夜通し娘は熱があったようで、呼吸はすごい音だし、寝返りも苦しそうだ。
加えて話しかけても良く声が聞こえないようで。
「すんません約束通り休みます」
ってんで病院。まず中耳炎が悪化し、呼吸音が喘息のそれ。
「インフルエンザの簡易検査と……鼓膜切開して耳の奥出しましょう」
娘は何か察したらしい。パニック的に泣き出す。鼻の奥に綿棒を入れて検出サンプルを取るが。
「qあswでfrgtひゅjきぉ;p:@!」
押さえつけるから物々しくなってなお怖がる。
「いやいやいやいやいやいや~~~!」
「まだ何もしないってば」
せ、先生。まだ、ってですね。事実だがダマシのような……方便ってのがありましてね。
「耳に麻酔しますね」
耳に薬を塗る。ピンセットに脱脂綿を取って耳の穴の奥へ。
「(言語変換不能)!!」
検査キットが結果を出すまで15分。
「こわいよ~」
ナミダはらはら流しながらネブライザー。
まず、インフルエンザの結果。
「A型ですね」
今日びのA型は新型確定。
切開手術まで時間待ち。
「耳切るのやだ~」
大人の話がどう聞こえたか知らないが、娘のイメージは明らかに耳たぶ切り落とし。そりゃ怖いって。
「違うよ。耳掃除をずっと奥の方までやるだけ」
「お待たせしました」
「や、や、や~!」
親は入室禁止。
「あ、あ……」
吸引音。
「終わりました~」
案ずるより何とやら。
「……前より良く聞こえる」
えがった。では主題はインフルエンザだ。
「お薬です~」
出たなリレンザ。
「お子様ですので粉ぐすりになりまして。リレンザになります」
吸引器と薬が4包封じられた円盤。円盤はまんまディスクで、薬が収まった膨らみはブリスター(それはそれでそのまんま)と呼ばれる。
吸引器はブリスターに穴を開けるピンと、円盤を回転させ、ブリスタを1包ずつピンにセットするメカニズムが仕込まれている。その動作さながらリヴォルヴァーの如し。
んな凝ったメカ必要あるんかとも思うが、規定量を確実に、と考えた末のことだろう。と受け取っておく。
以上、中耳炎の関係でほぼリアルタイムの体温変化を把握し、投薬のタイミングがバッチリだったせいか、体温は37~38度で推移。
オレの時に比べれば相当楽と見られる。「退屈」とのたまうので
エイサー君のベッドサイドシアター構成。娘ご機嫌。
「おとうちゃん、一緒に寝よう」
今日は勘弁。
でもさぁ。
「で、……ご存じかと思いますが、服用は8時間以上開けて、服用後お子様からは目を離さないで下さいね」
今夜も寝ず番。
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