今そこにあるオレのケツの危機(Clear and Present Danger at my KETSU)
記紀→危機
最近出勤には千葉始発でのうのうと座って行くことが多いが。
ピタリ定時で帰るとか言う場合は1本早いヤツで立って行く。
先週の話。
立っていたら妙にケツにモゾモゾする感覚がある。
振り返るとおじさん一人。男同士のケツとケツ。
ボノボのホカホカか。
嬉しくねい。
やがて背中全体に荷重が掛かってきたので、どうやら人の背中に寄りかかって立って寝る不届き者かと、スッと体重を移動して肩すかししてやる。
案の定おじさんカックンになった。ザマミロ。
しかししばらくしてまた……ケツがモゾモゾ。
何かおかしい。
今度はカニの動きで横へ逃げてみた。
すると。
おじさん、つり革にぶら下がったまま、電車の振動に合わせて何となーく身体を動かし、またオレのケツにケツを合わせてきた。
何のことはない。ホモの痴漢だ(どえらいことだが)。
判ったこと。独特の「怖さ」。それはホラーの恐怖ではない。サイコパスを相手にする不気味さと言った方がよい。
女性への痴漢の対策として「勇気を出して大きな声を」とよく言われる。それは大きな声が警告として通用すると考えているからである。すなわち、人間としてコミュニケーションが可能であることが前提。
我々が上記「不気味さ」を覚えるのは、そのコミュニケーションが成り立たないとどこかで直感しているからである。「何されるか判らない」……女性達の言う「怖い理由」は多分にそれを含んでいると見られる。成り立たないと直感したら、どう行動していいか戸惑うのが普通だろう。暴力的な恐怖がそこに上乗せされるわけだ。
言っても判らない。力でもかなわない。
逃げ道がないではないか。
で、そのおじさんは錦糸町でギッシリになったため、その後どうしたかどこで降りたか、見当付かず。
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