邪馬台国はどこにあったか
プリキュア→なめくじ→チョコレート→ももひき→邪馬台国
自然な流れだべ?
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お題
邪馬台国はどこにあったのか。候補地の一つ、纒向(まきむく)遺跡(奈良県桜井市)で、女王卑弥呼(ひみこ)の時代の巨大建物跡が出土した。江戸時代から続く百家争鳴の所在地論争。補強材料に勢いづく「畿内説」に対し、「九州説」をとる研究者は反論する。古代史最大の謎、その行方は−。
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/6984/ 他多数
単純にはね
ヤマタイ→ヤマト→大和→近畿
と、なるんよ。だけどね。「邪馬臺国」を「やまたい」と読んだのは本居宣長なんだとか。18世紀の人間が弥生時代の漢書の発音を何で判るんだって単純な話がこれまたあって。
ヤマタイ≒ヤバケイ→耶馬溪
本当か?
あと物理的に「自郡至女王國萬二千餘里。」
倭国に至るには、船で韓国を経て7,000余里で倭国の北岸の狗邪韓国に到着する。そこから海を1,000余里渡り、対海国に着く。瀚海と呼ばれる海を南に1,000余里渡ると一大国に至る。また海を1,000余里渡ると末廬国に至る。東南へ500里陸行すると伊都国に到着する。東南へ100里進むと奴国に至る。東へ100里行くと不弥国に至る。南へ水行20日で投馬国に至る。南、女王の都のある邪馬壹国に至る。水行10日陸行1月。帯方郡から女王国までは1万2,000余里ある。
(魏志倭人伝→wiki)
大陸・半島との結節点は当然対馬-壱岐-九州で、少なくともこの地に文化交流を伴う大きな原始国家があってもおかしくはない。ただ、方向と距離はさておき、魏志倭人伝が言いたいのは「とにかく遠いぞ!」であろうから、半島から上陸する能力を持つ連中の「水行10日陸行1月」の終点を九州に求めるのはチト辛い気もする。
で。
この時代の日本の伝説との整合はどうなのよって話があって、「日本書紀」「古事記」のここのことだ、とか、この人が卑弥呼だとか、色々やってるんだけれども、そもそも日本の文字は大陸起源だから、大陸側の最も初期の「見聞録」であるこの時代に日本側に「エビデンス化能力」があるわけないんだな。
そんな状況で考古学的事実からおそらく正しいと言えることとして。
・日本列島への人の定住は旧石器時代から開始
・縄文時代は初めての「全国共通」文化
・弥生時代は西から東へと進んだ
・巫女社会→武装男性社会
・群雄割拠→連立国家→中央集権
・最終的に王都は大和に落ち着き、西方、東方へ討伐行が行われた。
従って、この辺の口述伝承を全て畳み込んだ上で、献上する時の権力へのヨイショを含んだ恣意的な改ざんを少々仕込まれたのが「記紀」だってのが妥当なのでしょう。ちなみにそう考えると、「皇紀2600余年」は、群雄割拠の時代の記憶の断片、文字通り神話扱いの太古の伝承を含んでいると見れば、全部創作で資料価値無しと切り捨てる必要もない。太陽神である天照大神の天の岩戸が、ストリップできるほど暖かい九州の高千穂にあって、太陽の強さは南に行くほど感じられるわけで。
「権力の中心に女性があり、群雄割拠から連合体が形成されつつある」っては見事に天照大神と日本武尊の遠征の中間状態なわけですよ。とりあえずオラが女神に託宣取ってもらってだな…戦しかけるべ、みたいな。
一方で天皇家の系図には、卑弥呼本人と比肩される神功皇后(じんぐうこうごう、成務40年(170年) - 神功69年4月17日(269年6月3日))、巫女さんだったとする飯豊青皇女(いいとよあおのひめみこ、允恭天皇29年(440年)? - 清寧天皇5年(484年)11月?)の名が同じ時代にあったりする。生没年の正当性はさておき、上記した伝承の残照と取るならば、少なくとも「過去に存在した」エビデンスにはなる。この辺巫女から男性天皇社会への移行を裏打ちする(現行皇室の神事には女人禁制のものも幾つか…男性社会の象徴)。
そうするとね。
「ウチ来て託宣やって下さい」
「天照大神の依り代を我が国へ呼べ」
こーいうしきたりが発生したんじゃないの?
で、たまたまある国でそういう儀式を行っている時、倭人伝の作者一行らと遭遇した。
大陸との接点北九州エリアをおろそかにしたとは思えないし、瀬戸内海沿いに東へ行き着いた奈良盆地に拠点を構えるのもまた不思議ではない。伊勢神宮は山を挟んで向こう側。神宮は神の都の入り口だべ?
どっちにも王権・神の力を浸透させようとしたらどうする。どっちかに腰落ち着けて動かないのがあるべき姿か。そんな一地域に縮こまるようなスケールの存在か卑弥呼。吉野ヶ里-纒向間東西600キロ。中国の一里は500メートルですか1200里ですね。
で、これらを全部ぶち抜くのが大地の血脈・日本列島形成の屋台骨、中央構造線というオチが付いて、オレ的には日本神話に「畏敬」に似た何かを見いだすのだが、それはまたいつか(^^)。
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