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2009年12月27日 (日)

見たい・見せたい・見せても良い

2009年娘が見ていたアニメを振り返る

・忍たま乱太郎/おじゃる丸/ぜんまいざむらい/ななみちゃん
・エリン/プリキュア
・アンパンマン/ご姉弟物語/ちびまる子/サザエさん

(特撮ヒーローは含まない)

分類としてはNHK帯。全体としてストーリー性がある物。単話くりかえし。
このうちアンパンマンは地上波とBS、プリキュアも地上波のフレッシュとBSのSS双方を見るという丁寧ぶり。「見たい」というヤツだ。

「見せたい」となるとエリンになる。ただ娘には正直難しいと感じた。作者本人が監修と言うことだったが、余計な回り道が多く、中だるみの印象があった。しかしキチンとやろうとすれば大人向きになってしまって難しい所だろう。オーケストラの32段スコアをエッセンス保ちつつアンサンブルにアレンジするのは、相当に高いセンスか練り込む時間を要するということ。されどせっかく「蘭」→「エリン」と来てるので、そのまま青い鳥文庫系統で行って欲しいところ。この後の発表はないのだが。

微妙なのがプリキュアである。「5」は幾度か書いたが、「フレッシュ」は映画以外一切触れてない。理由簡単で、正直、人気に頼って引っ張りすぎと思うからだ。最終回近づいてようやくキャラが個性持って動くようになって来た気はするが、「印象の薄い子」はいるし、そもそも、基幹であるはずのダンスコンテストはウヤムヤになってしまった。反目と協調を繰り返して、人間としてもダンスユニットとしても成長して、「夢を諦めない」とか描きたいんじゃなかったのかい?「ハートキャッチプリキュア」はキャラ設定見せたら娘が固まったとだけ書いておく。
「見る?」
「うん・・・」

「ご姉弟物語」は「あたしンち」の予約コードを消さずに放置しておいたら娘に見られたってのが正直なところ。原作タイトルが「バカ姉弟」で、どっちかつーと「クレヨンしんちゃん」系の「子ども目線で大人社会を茶化したブラック」なんだが、逆に言えばリアルなのかもしれない「見せてもいい」か。なお「ちびまる子」は本来そういうブラックな部分が本質の作品だった(過去形)とだけ原作コレクションの父ちゃんが付記しておく。

最後に。

このラインナップで「ドラえもん」が出てこないことに違和感覚える方あるかも知れぬ。理由簡単。売らんがな根性丸出しで不愉快だから。プリキュアもグッズのCMガンガンぶつが、映画キャンペーンとか通常番組を使った煽りまではして来ない。加えてドラえもんは従前そうしたやり方を一切しなかったのに、声優陣変更以後一気に露骨になったから反動も加わって余計気に食わない。

>アニメ制作の中の人ALL

商売優先で魂抜かれた「動く絵」見せられる子どもが可哀想だし、作品・物語・キャラクターに対しても失礼だぜ。


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