娘の認識
娘は算数が苦手である。
2桁-1桁の引き算(繰り下がり)が会得できずに苦しんでいる。
「10から下だけで式書いて残り足せばええやん」
教えると2,3出来るが、小テストではバツをもらってくる。何を慌てる必要があるんだ?
「おとうちゃん」
「なんじゃい」
「小さい頃何になりたかったの?」
「電車の運転士さん」
「だから今も電車持ってるんだ」
まぁそんなようなもんだ。
「あたしはね~」
「なんじゃい」
「お花屋さんになりたいの」
そーか頑張れよというのが普通の親の反応なのだろうが。
オレ的に教えたいのは世の中そんなに甘くない。
「でもお花屋さん大変だぞ。仕入れに出かけたり花の世話も必要だし、売れなかったら可哀想でも捨てなきゃならない。客のわがまま聞いて悪くなくても謝らなくちゃイケナイ。出来るか?綺麗だからってだけじゃダメなんだ」
「出来ると思う」
「それに算数出来なくちゃ。300円3本と200円5本合わせて幾ら?」
「…」
「で、1万円でおつりくれ。幾ら?」
「…」
「そんなことするんだぜ」
「…やめた」
おいおい
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