だから地球が愛おしい
でっかいの1万円、全アナログ。ちっこいの4500円、フルデジタル。
ビデオソフトに1万円なんて信じられない世代もあろうが、この時代、ビデオを借りるのではなく買って持ってるというのは恐るべき贅沢だったのだ。光ディスクであれば尚。ちなみにバイトで毎月しこしこ買った。6枚で6万円。
レーザーディスクわざわざDVDに買い換えるほどクオリティ低いとは思わないが、このディスクは絵と音がヘタレてしまった。大体レーザーディスクはアクリル板にアルミ蒸着した板を背中合わせに貼り合わせ。アルミ部分が錆びる可能性は十分あるのだ。
娘に見せがてら久々に流した。オープニングの地球画像はCGじゃなくて気象衛星写真を貼り合わせた物。地球誕生の再現シーンも模型を使った「特撮」。ああ、何もかも懐かしい。
内容は大体覚えてるからいいのだが、毎度見て思うのは、「オレ達どんだけの偶然でここに生きてるの?」ってこと。太陽から適切な位置に適切なサイズ、しかも水分を多く含んで出来上がった。だから命が生まれた。加えて、月があのサイズで出来たのも命と地球に関わっている。海と陸の配置が常に変わる地球は、月に引っ張ってもらってなければ自転の軸がコロコロ変わると言われる。
神が作ったというならまさにこの偶然の積み重なりだろうし、人間の活動で地球が変わるようなことがあっては絶対にならないのである。温暖化に関して云々言う人がいるが、人間は恵みを食いつぶすだけで還元することをしない状態にあるのは確かだ。これは循環と輪廻を基本とする地球のサイクルから逸脱している。
ところで、娘はこれ見て開口一番こう言った。
「これ、古いでしょ」
おお、判るか。
「絵がぴしっとしてないし、音もちがうし」
アナログ1インチってのはこういうもんだったんだよ。
あなたの住む星を、知っていますか?>シーシェパード
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