仕事の準備は仕事か?【4】
…落としどころあるのかこれ←ここまで書き進めておいて何を言うか
5.純デスクワーク
立ち戻って自分の立場。色々書いたが、どのパターンも包含している、というのが正直。すなわち、冒頭書いたとおり、「9時からやるって言ったんだから準備しておけ」はhowである。しかし上司の発言「会社の外でもどうしたら良くなるか常に考えておけ」はスキルである。どっちも準備readyと書けるから、一緒にすると一瞬「ん?」となるわけだ。実際例えばいつぞや書いた「議事録ドリヴン」という考え方は、あらかじめ議事内容を書き出しておき、議論の結果を書いておけば議事録完成、というものだが、議題を絞るのは「スキル」だし、結論空欄まで仕立てておくのはhowだ。
原点その1
ここで原点回帰を図る。そもそも仕事は得手不得手、適材適所のなれの果て、プロ化が始まりと言えるだろう。元々人類は狩猟採集。それぞれ好き好きが得意を発揮して一族に貢献した。魚釣り、狩猟、罠作り、バックアップ。少しでも食い扶持増やそうと思ったら、限界まで効率を上げる必要があり、専門化が卓越した。それが専門家を束ねて集団で利益を出す「会社」の元祖だろうし、そういう生き方の端緒でもある。
原点その2
こっちは原理原則である。仕事の対価はアウトプットに対して求められる。勤務時間はアウトプットを作る時間である。
そしてここに論理の破綻がある。時間が基軸になっているからだ。アウトプットはインプットの結果である。対し、時間で縛ることはアウトプットとは実質関係がない。方やアウトプット以外に時間を使うな、となるし、こなた勤務時間外を束縛するな、となる。
インプットとアウトプット。…品質工学の基本キーワードだ。さばいてみようか。
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