死生観【弥生・古墳】
2月11日は建国記念日……元、「紀元節」であって、おっと、ウヨもサヨも介入禁止。言いたいのは、皇紀起源は単純計算だと弥生時代に相当するってことと、ヤマト王権の成立は戦闘の果てであって、記紀に言う征伐物語の原初をその辺と捉えても、あながち外れちゃいないんじゃねえの?ってこと。
戦乱の時代。
卑弥呼の伝承で知られる魏志「倭人伝」には、卑弥呼の死後に男の王が立ったら戦乱が云々、と出てくる。巫女は能力の故に「まつりあげられて」就任するものだが、王権は「うばって」確保するものだ。すなわち、この頃の邪馬台国は双方のパターンが入り交じる過渡期だったと言えるし、権力者が「他人を殺して奪う」ほどの価値があったと推定できる。
命の代わりに手に入る。
命を賭すという価値観が自ずと生まれてきたと想像に難くない。
天変地異が即大きな飢餓につながるのが農耕牧畜のデメリットと書いた。天変地異を司るのは誰か?神様だ。
神様お願いです天変地異は避けて下さい……いけにえを差し出しますから。
命に「対価」がついた。
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