銚子
「海へ行く?山へ行く?」
「海!」
と娘が言ったので今日は銚子。
鈍行列車でのんびりと、がコンセプト。されどノーマルに総武本線経由だと211に乗せられるので、わざわざ成田へ出てこいつを捕まえる。ボックスシートを占拠して、窓際にお茶を並べて発車準備良し。
がたんがたんごとん、がたんがたんごとん(どっちかてーと鉄が鉄をひっぱたく「ばたん」という音の方が正しいかも)。
窓開けて、風切って、適当に緩い速度で下総を揺れて行く。
「おもしろ~い」
リズミカルな鈍行旅行は、電車の移動=退屈しのぎにゲーム…の娘には新鮮な体験だったらしい。
風の温度が下がって銚子。とりあえず観音まで銚電で出て何かメシ食うか。
今日は2連。…キミは引退したんじゃないのかね?デハ801。昭和25年帝車。伊予鉄→銚子デハ801
一日乗車券「弧廻手形」を買って乗り込む。「発車します」「ぷあん」「ぷあ~ん」がたこん。
え~要するに1輛ずつ運転士さんが乗り組む必要があるのですな。
~グルメの時間です(鉄モードは後で戻る)~
観音駅からブラブラ歩いて魚市場へ出る。…なんじゃこの行列は。
「海ぼうず」という店に決める。どんぶり類とカキの唐揚げ。
…この界隈の食堂については意見様々あろうが、「新鮮さ」だけはどこも問題なかろう。
サカナを買って駅に戻る。なお、これは金目鯛とアジを一匹ずつ食った後。
「カツオ如何ですか?氷付けますよ」
いや生魚抱えて電車乗る趣味はないっす。おばちゃん。
観音駅で買うのはコレ。たい焼き食って犬吠へ。
「食いながら電車まとうか」
ぬれ煎餅割れ煎(B級アウトレット)これで500円。レギュラーは4枚410円。
犬吠の駅で降りて、ブラブラ歩いてチーバくんの耳の先。
…えーっとクルマがびっしり風がびゅーびゅー。
灯台は人大杉で断念。
そこへアベック。
「あの~写真撮ってもらっていいですか?」
「はい。1+1は?」
「に~」
パシャ。
で、このアベックの♀の方が更にどこかの家族連れに撮影頼まれて。
「1+1は?」
流行らせなくて良し。
さ、風は感じた。帰るぞ。
デハ701。何だって?昭和3川船、近江デユワ101→近江モハ51→銚子デハ701。元木造貨物電車。すげー。
木の床の電車に、最後に乗ったのはいつですか?萌え死ぬ。
銚子来たらこの子に会わないと始まらない終わらない。デキ3、1922(大正11)年ドイツ・アルゲマイネ。沖ノ山炭坑→銚子。
なお、元京王2010(→伊予鉄→銚子)はまだ動いていませんでした(そりゃデハコンビが動いてるんだから)。
ああ、現実に帰ってきてしまった。
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コメント
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GWお出かけお疲れさまでした。
私もよく写真撮ってくださいってお願いされます。
何故だろう?
鉄の旅路の後に、地元の電車や近代的なのに乗ると現実帰りますよね。
何ともいえない気分になりますw
投稿: yu3 | 2010年5月 4日 (火) 21時16分
>yu3さん
>地元の電車や近代的なのに乗ると
それがそれなりに味わいがあればいいんですけど。やっぱこれだよね、みたいな。
最近のは単なる銀箱ですからね。
投稿: すのぴ | 2010年5月 4日 (火) 23時03分