【猛毒・取扱注意】自殺問題
注意。
この記事には人間の死体に関する生々しい表現が含まれます。
40代自殺の増加幅最大=20~30代は過去最悪-12年連続3万人超・警察庁
5月13日10時14分配信 時事通信
警察庁は13日、昨年自殺した3万2845人の年齢や動機などをまとめ、発表した。年代別では働き盛りの40代の増加幅が最大で、前年より291人増えた。動機は「うつ病」が最も多かったが、生活苦や失業による自殺者も目立った。自殺者数は前年を596人上回り、1998年以降、12年連続で3万人を超えた。
昨日の話題に続くが、この状態の回避に少しでも寄与したいという側面もあるので扱う。
で、冒頭の注意書きの中身、今日の官報(すなわち国の文書)「行旅死亡人」である。一見真っ白だが、どうやって見るかはあえて書かない。見方の判らない方は見ない方がいい。
行旅死亡人
本籍・住所・氏名不詳、年齢45歳から65歳くらいの男性、身長155センチメートルから165センチメートル、遺体に着衣なく、全身の表皮は剥離し真皮が露出、白蝋化している、頭部は頭蓋骨が露出し、左上肢は上腕骨、尺骨以外が欠損、右上肢は手関節より下の手掌骨が欠損、左下肢は大腿骨を残し末端まで欠損、右下肢は足関節より下の足骨が欠損している、頭部に骨折や損傷はない、歯牙は、左上4番の健全歯を残し全て欠損しているが、右下8番の所謂親知らずが発育途中で残存している、頚部に損傷なし、肋骨に骨折なし、腹部内は胃、腸が露出しており、草類が入り込んでいる、身元判明に繋がる特異事象はない
上記の者は、平成22年4月11日午後2時50分頃愛知県半田市十一号地所在、衣浦港中央埠頭にて発見され、死因は不明、死亡経過日数は半年以上と推定されます。身元不明のため、遺体は火葬に付し遺骨は保管しております。心当たりの方は、半田市福祉部生活援護課までお申し出ください。
平成22 年5月13 日
愛知県半田市長****
この「行旅死亡人」は発見状況が恬淡と書いてあり、その人間の感覚をそぎ落とした無機質さ故にある種の残酷さがあるのだが、に、してもここまで詳細を極めた書き方も珍しい。こうなると、このご遺体(身元不明なので「死体」が正しい)の死の尊厳はもちろん、人間であったことすら否定されているように感じる。
だ・か・ら、自殺しても誰もその訳を追い偲ぶようなことはしない。生きてチャンスを探し、掴もうぜ、が度々書いてきたこと。死ぬほどの勇気があったら生きろ、というワケなのだが。
昨日の記事で「ストレスで縮こまる」と書いた、それが「どこまでも縮こまって消えてしまう」言わばブラックホール状態にまで陥ってしまったのが、自殺者の心理、というのが昨今の主たる実態であるらしい。
ブラックホール。
星は常に自重で縮み続けており、対し中心では核融合反応(北朝鮮と違い本物)で爆発方向の力が働き、縮む力と均衡している。しかし核融合の結果、星の材料が使い尽くされると、「自重だけ」の状態になり、どこまでも潰れ続ける。これがブラックホールである。
「そんな天文学の話書いてどうする」
理由はこう。ブラックホールに「なりかけ」はない。それか、それではない光り輝く星の状態か、どちらか。
核融合が終われば、ほぼ即座に超新星爆発を起こしてブラックホール。太陽の何百倍というサイズで、超新星爆発に要する時間は10分。
生きろ…そういう言葉に耳を傾ける逡巡の時間すら、今は無いのではないか。
積み重なったストレスの挙げ句、突然、死に向かう状態になるのではないか。
…今日はここで時間切れ。
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