おめめの話
朝起きて。
気象レーダを見る。←単なるライフハック←どんなんだ
これを起床れー(自粛)
さておき、自然の造形で真円・真球・正多角形に出来上がったのは不思議で美しい。最もそういう幾何学的美は人工物ならではという人間の思い上がりがどこかにあるのかも知れない。
め。
台風の目は吹き込む風の速さと、その速さの故に遠心力を持つことによって、真の中心まで風が入り込めないことによって生じる。その風は目の周囲にそそり立つ濃密な雲の壁となり、遙か成層圏へ駆け抜ける。ちなみに台風がまんまるの状態は、バランス良く成長し、なおかつ周囲の気流が弱い状態で安定していることを示す。上昇気流と、コリオリ力で渦巻いてそこに吹き込む風だけで構成された「純粋な熱帯低気圧」の状態である。ちなみにこの7号(1007号)はスパイラルバンドがほぼ沖縄本島サイズと小さいが、これは
まず気圧が下がる→風が強くなる→周囲の空気が引きずられて動き始める→全体が渦を巻く
という台風の成長初期の状態を示す。その昔豆台風とか言った状態である。こういう奴は
「あれ?すぐそばなのに全然何ともないじゃん」
とナメて掛かると突如猛烈な暴風雨が始まるというハメになる。
……これキツかったんちゃうけ>名護。伊是名なんか観測機器停電で止まったみたいだし。
なお伊勢湾台風はこの段階から図体が300キロもあった真正の怪物である。
め。
日本のアニメキャラは目がでかい。
それをカワイイと感じる。昔も今もその特徴は変わらず、すなわち普遍性を備えていることを意味する。目がデカイのはそもそも赤ちゃんの特徴であり、その特性を備えたが故に昔も今も変わらず受け入れられているキャラクタがキティである。赤ちゃんっぽいからカワイイと感じるだけという刷り込み説と、デカ目を可愛らしく感じることが種を問わず原理的で、故に目がデカイ赤ちゃんの方が生き残りやすかったから、赤ちゃんの目はでかくなった、という自然淘汰説がある。
この写真でもう一枚引っ張る。クワガタさんは夜行性で良く目が見えないとされる。ただこいつの場合このショット取ろうとしたら、光を避けようと必死こいて手の裏に逃げようとしていた。オオクワガタ先生が日中絶対に出てこないのは時折書いてる通り。少なくとも光は感じている。
昆虫の目は光を感じる「単眼」と、動きを感じる「複眼」の2タイプの目を持っている。昼間行動するチョウやバッタ、トンボなどは、その複眼でちゃんと見分けていると言われる。確かにトンボは飛びながら小虫を捕まえて食う。
め。
昨日の写真で引っ張る。ヤモリだが、娘が持ってるのはカナヘビで、ヤモリの目がでかい。これは連中が夜行性で少ない光をしっかり集めようという構造になっているからである。カナヘビは昼間の生き物。但し、こいつら爬虫類はよらず共通で頭のてっぺんにもう一個目が埋もれている。頭頂眼(とうちょうがん)という。光を感じていると言われ、潰したら方向感覚を失うそうな。爬虫類にあるならより新しい生き物である哺乳類に痕跡は無いのかという話になるが、しっかり人間にも残っている。但し「3×3EYES」とか「三つ目が通る」とは違う。松果体と言われる器官で、脳の下にぶら下がっている。いわゆる体内時計を調節するホルモン分泌を司る。人間は朝の光を見ると「スタート」にリセットされるというが、それこそライフハッキングだが、光がトリガーであることから……関係あるのかな?
地球の生命体に目は普遍。それも不思議。深海や洞窟の生き物の目は「元々あったが、退化」したもの。目が発生していない原生動物からそのまま進化したものはなし。
め。
※松果体の先祖返りで眼球になることはありません。
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