おばあちゃんのiPad
「ほれ」
「え?いいの?」
とりあえず母親はこのデバイスの存在を知っていた。
「あ、あ、おもしろい」
例えばリンクをクリックという動作を考える時、パソコンではマウスカーソルを操作して、マウスのボタンを押す。同じ動作がこちらでは指先でタッチ、となる。
「字が小さい」
「指でまぶた開くように」
「へー大きくなるんだ」
ATMを始めとするタッチパネルの一般化、基づくアレルギー払拭もあるだろう。ソフトキーボードが「勝手に出て来る」(呼び出すのではない。ここで使うと指示される)こともあって、ヤフー検索も大丈夫そうだ。
CDと写真を取り込み、再生方法を教える。
「とりあえず終わりとか、判らなくなったらこのボタンをポチッと」
この「こいつさえ押せば初期状態」ってのはマック含め「PC」という物体には無い特徴。ってか、むしろ携帯電話に近い。
孫写真を壁紙に貼って終わり。
「次はメールだな」
「はい先生」
ちなみにこれは「初心者コンテンツ閲覧ツールとして適切」だが、そのためには「無線LANの環境が存在し、iTunesやメールをセットアップできる人」が必要となる。使い方は簡単で初心者向きだが、使えるまでのハードルは初心者には非常に高い(そういう人は普通にパソを扱える)。
弟夫婦が遊びに来ている。
「この写真の時さぁ」
「え~これ可愛い」
ほう、そういう場合はみんなでモニタをのぞき込むと言うより、持って回すという形になるな。最も、デジタルテレビならSDカードスロット持ってるから、似たようなことは出来る。
最後にお約束。日本で最も有名なネコの一匹、箱ツッコミネコの「まる」だぞ。
「ふーん」
…無関心か。
さて実家行ここまで。Pad置いてきたのでリュックが軽くなるかと思いきや。
どうしてこうなった。
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