ふぁいてんの謎【3】
(承前)
何だか論点がボケているが、要するにオレもようワカランのだ。
手首に何か巻く。
ここで思い出したのが人づてにもらったファイテンのテープである。
要するにチタンを含浸させたスパイラルテープである。ひところ、野球や駅伝等で選手達が貼り付けてて話題になったアレだ。アレらテープ自体は、「貼ることによって神経を常に刺激し」と「説明」されている。そして、特定の刺激によって身体の反応を引き出し、血流や筋肉の伸縮に所望の変化を促す……その目するところは「針」「灸」「経絡」と全く同じである。ただ、手首には確かにツボが存在するが、「巻く」のはそれらと機序が少し異なる気がする。
前にテストが発散したと書いたが、発散の故はこういうことだ。時間的経過に沿うと、湿布貼り→剥がれ防止用にテープ、どうせならファイテンのそれ巻いてみるか→リストバンドのこともあるし、ファイテンだけ巻いてみるか。こんな感じで試した。結果やはり「手首に巻く」と何か違うし、巻くに際しては「金属の方がいい」という結論ベクトルになっている。じゃぁファイテンがいいのかって事だが、その裏付けとなる屁理屈が出てこないから悩んでいるのである。ただ、
・ツボの刺激(ずっと刺激している以上ある割合で含まれると思うが)だけでは説明し切れない
・チタンだからかどうかはさておき、金属であることは意味がある
とは言えると思う。
金属……親和性を持つのは電磁気力。
人体が電気を良く通すのは冬の静電気で明らかな話。それ以前に、血流自体電流そのものだったりする。つまり、血液の赤さの主成分たる赤血球は表面に電子をわんさか貼り付けた「マイナスの電気の運び手」なのである(負に帯電していると言う)。マイナスの電気を持った奴が体中流れてるワケで、電気を持った奴が流れるというのはすなわち「電気が流れている」=電流そのものなのだ。ちなみに、地球の中でも似たような理屈で溶けた鉄が自転によってぐるぐる回っており、すなわち「環状電流」が流れていて、こいつが磁力を生じて方位磁石が特定の向きを指す。
同じ理屈で、血流により生じる磁場が、金属リングと相互作用を生じるなら。
「でも動脈で行く分と静脈で戻る分と同じ量だから、プラスマイナスゼロで電圧出ないんじゃないの?」
総電荷量は確かにそう。但し。
動脈はパルス状の波として送られ、静脈はほぼ一定流として戻る。つまりある瞬間にある断面を見た時、動脈血が送る赤血球の数と、静脈で戻る赤血球の数は違う。
それは電位差となる。
電線に金属リングを嵌めるという行為。
それは一種の「ノイズフィルタ」を作ると言うこと。
ホンマけ?
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