おとうちゃんのたからもの
カーオーディオはヘッドユニットのディスプレイがおかしい。
店が持ってるユニットと付け替えたりしてディスプレイ部がおかしいとほぼ断定。
「とりあえず店の動作確認用ですが付けといて下さい」
「はいはい」
ぺた。あ、青もいいかも(但し日が入ると見づらい)。
店の人とだべる。車載音響は基本的にオマケという概念が抜けず、最近のメーカー純正はみな貧相。
単品売りもナビと一体、低価格帯、超高価格帯で、中堅がスッカラカン。
メーカーもナカミチが死亡し、デノンも手を引き、マッキントッシュの蒼いパネルも歴史の彼方。
「メーカー純正のチューンナップもやってますよねぇ」
「ええ」
とはいえ、車載標準品をもっと音良くという人は、最初から単品コンポを仕込むだろう。
いい音聞こうよ。
で、渋滞を避けてとっとと千葉へ戻る。その際よいしょコラ持ってきたのがこの子。
アキュフェーズDP-65。ディスクトレイが言うこと聞かない。
持ってきたのは店に持ち込むにせよ、メーカ直送にせよ、いちいち実家戻って…ができないため。
ヤマハ4600との組み合わせは初にして今回限りであろう。この覚醒したような鳴り方の違いは何なのだ。スピーカーはダイヤトーン200Z…2本で6万という「バブル期の安物」ではある。でも音違う。
♪風の中のすばる~…みゆき姉の発声は荘厳にしてゴージャスだ。その声は2本のスピーカの真ん中にピタリ定位し、されど前に出て来るまでではない。オーディオでどこにカネ掛けるかは人それぞれ見識があるが、オレは源流重視主義。大元で多くの信号を拾わないと下がどう頑張っても情報足りない。
「あ…『ひめのちゃんのりぼん』って?」
「姫ちゃんのリボンだ」
「君にやる。少女マンガってのはこういうもんだ」
昨今読ませても良いマンガがないことから、我が至高のコレクションより「まる子」「姫ちゃん」カットイン。…最近の漫画家さんには悪いが物語の密度が違う。「耳をすませば」も付けよう。オレはアニメより原作の方が好きだ。…ちなみに柊あおいは「乙女ごころ…」から「銀色のハーモニー」まで追いかけていた。
あ、あれ?
「このチャチャってのもくれるの?」
一冊だけ混じったらしい。
君にこれはまだ早い。
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