虫たちの場合
今にして思えば2月の初めにクワガタが出てきたというのはそれと察知した結果というのが妥当な気がする。
玄関脇においていたのであって、雪も降ろうかという予報が出ていたその日は、夏の虫であるクワガタが動ける気温ではない。
こういう、昆虫や動物、その他自然現象に通常とは異なる傾向が出現する現象を総じて「宏観異常」(こうかんいじょう)という。井戸水の水位や温泉の温度変化、異音、発光などもこれに含む。阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)でもいろいろな目撃談がある他、江戸時代以前の地震にも多くの言い伝えが残っている。このうち動物たちは電磁波感じるし、数百メートル向こうのクルマのエンジン音聞き分けたりするので、その辺で異常や不安を感じていた可能性が高い。今回も津波が来る前に高いところへおばあさんを連れてったみたいな話があるが、それは間違いなく海を走ってくる津波の轟きが聞こえたのである。一方、「地震雲」は眉唾に見ているが、地盤のせめぎ合いでピエゾ発電するし、地殻中の水分が大きく動かされ、粒子化されて大気中に放出、そのピエゾ発電の電界でレナード効果がどうたら、とか大気中への影響そのものは否定しない。
ちなみにウチには他にカブトムシの幼虫がいるわけだが、連中も年明け以降虫かごの底の方にまとまってじっとしていたように思う。時々ウンコ掃除の話を書いていたわけだが、6匹いるにしては量が少なかったのは確かだ。
そして現在だが、クワガタは一度出てきた以上もう一度冬眠するか判らなかったのでそのまま人間環境に住まわせてあり、時々出てきて昆虫ゼリー食ってる。
カブトムシも今日掃除したらしこたまウンコ出てきた。どっちも「平常運転」であり、彼らの動きを見る限り、彼にとって「待避すべき」事態は去ったように見られる。
但し、大地と切り離された社宅の2階の土の中で、彼らがどうして大地の擾乱を察知できたかは定かではない。
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