この先のこと
今回動いたのは、この移動速度「10.5」の辺りである。太平洋側(太平洋プレート)から押されていた本州側(北アメリカプレート)が動き、本州が太平洋の上に乗り上げつつ、東へ動いた。また、押されて上に向かって曲がっていたのがずり下がった。
従い、次は北米周辺のプレートとの境界線に注目を移すべきである。その上で、理科年表に記録された地震の推移を記す。我らが父祖が後世のためにと残した貴重な記録と、研究者達による資料収集努力を我々は無にしてはならない。
なお、古代の記録には不確実な部分があること、また、残っているもの以外にも実際には生じていることを念頭に置かねばならない。
(・864 富士山貞観噴火)
・869.7.13 三陸沖 M8.3以上(貞観地震)
・878.11.1 関東地域 M7.4
・880.11.23 出雲地域 M7
・881.1.13 京都地区 M6.4
・887.8.26 南海・東南海地震 M8.5超
(・1605.2.3 慶長地震)
・1611.12.2 三陸沖 M8.1以上(慶長三陸地震津波)
・1614.11.26 越後-京都(詳細不明)
・1615.6.26 江戸 M6.5程度
・1616.9.9 仙台 M7.0
・1677.4.13 陸中 M7.5程度
・1677.11.4 福島沖 M8?(延宝地震)
・1678.10.2 陸中 M7.5
・1683.6.17 日光 M6.0
・1683.6.18 日光 M6.5
・1683.10.20 下野 M7.0
(この系列の終着は1703元禄関東地震・1707年宝永地震および富士山噴火)
・1793.2.17 宮城県沖+三陸沖M8.4
・1794.11.25 江戸
・1796.1.3 因幡 M6弱
・1799.6.29 加賀 M6
・1801.5.27 上総・江戸
(1854安政東海地震・安政南海地震)
・1896.6.15 岩手県沖 M8.3(明治三陸地震津波)
・1896.8.31 秋田東部 M7.2(陸羽地震)
・1897.2.20 宮城県沖 M7.4
・1897.8.5 宮城県沖 M7.7
・1898.4.23 宮城県沖 M7.2
・1933.3.3 三陸沖 M8.1(昭和三陸地震)
・1933.9.21 能登半島沖 M6
・1935.7.11 静岡 M6.4(静岡地震)
・1936.11.3 宮城県沖 M7.4
・1938.5.23 茨城県沖 M7(塩屋崎沖地震)
・1938.11.5 福島県沖 M7.5(福島県東方沖地震)
・1939.5.1 秋田 M6.8(男鹿地震)
・1940.8.2 北海道 M7.5(積丹半島沖地震)
(1944東南海地震1945三河地震1946南海地震)
・1978.6.12 宮城県沖 M7.4
・1980.6.29 伊豆半島東方沖 M6.7
・1982.3.21 浦河沖 M7.1
・1983.5.26 秋田県沖 M7.7(日本海中部地震)
・1984.9.14 長野 M6.8(長野県西部地震)
・1987.12.17 千葉県東方沖 M6.7
・2011.03.11 日本海溝 M9.0(東北太平洋沖地震・北日本関東大震災)
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