震源の推移
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3月9日以降の全ての地震につき、発生時刻順にマグニチュードを並べる。一部二重カウント(たとえば★をつけた本震M7.9など)あるが、整理していない。
震源をグループ処理する。気象庁の分類に基づいて地域名をフィルタする
宮城、三陸グループ。時間軸のスタートは9日の地震。★が本体である。M6クラスの余震が継続的に起こっている
その宮城三陸の北側、岩手グループ。傾向は似ている
福島。右肩下がりに見えるが、減少とは言いがたい
茨城。★は11日15時15分のM7.4(3/23追記、気象庁よりM7.7に修正する旨発表あり)。今後起こりうる最大余震のひとつの目安になる。但し減少の傾向を示しているように見える。
茨城沖M7.4の震源域がこの辺である。「塩屋崎沖」の地震の巣として、このように調査報告が出ている地域。前回は1938年の活動が知られている。なお、1938年には福島県沖、1936年には宮城県沖でそれぞれM7クラスが発生しており、今回はこれらが1度にまとまったと言える。
千葉、東京グループ。中央構造線の南側、フィリピン海プレートにあたる。
長野新潟。岩手や茨城の空白時間帯にこっちが活動している。
その他県名はまとめた。秋田の地震が長野新潟と同じ時間帯に生じている。
折しもこの記事を書いてる最中マグニチュードが「9.0」であった旨修正の報道があった。世界でも史上稀に見る巨大地震であり、人類はその挙動を語る科学的知見を有しない。
15時15分の茨城沖M7.7。このクラスが関東以北日本、及び隣接する地域で余震として発生する可能性を当分排除してはならない。…それだけで兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)級の大きさである。
気象庁の「これまでの知見を踏まえた」範囲での余震に関する情報を載せておく。
余震活動は極めて活発な状況で、震度5弱以上となる大きな余震が時々発生し、場合によって震度6弱~6強となる余震が発生する可能性も高いので警戒して下さい。
また、大きな余震が発生すると津波が発生する可能性があり、津波警報または津波注意報を発表する場合がありますので、十分注意して下さい。
なお、向こう3日以内のM7以上級の余震確率は70%以上/その後更に3日には50%以上。(http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/13b/kaisetsu201103131255.pdf)。
※3/14夕刻追記。気象庁より余震について見直しがあったので修正する
3/14 14時から3日間以内 震度5強以上 40%
3/17 14時から3日間以内 震度5強以上 20%
(マグニチュード表記は判りにくいとの指摘で震度表記に変えたとのこと)
●火山の存在も忘れないこと
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