医療・オカルト・そしてインチキ【1】
おなじみ?長期考察シリーズ。今回はこの辺をいじってみたい。
先に「ホメオパシー」なる考え方に対して「科学的ではない」というレッテルが貼られたことは大きく報道されたところだが。
ホメオパシー (Homeopathy, Homoeopathy, Homœopathy) とは、「極度に稀釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出す」という思想に基づいて、病気の治癒をめざす行為もしくは思想を指す。その行為者はホメオパスと呼ばれる。
ホメオパシーは、「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質をある症状を持つ患者に極く僅か与えることにより、体の抵抗力を引き出し症状を軽減する」という理論およびそれに基づく行為である。
(wiki)
はぁ。
減感作療法ってのがありまして。
治療用のアレルゲンエキスを非常に薄い濃度で皮内に少量(0.02ml~)から注射し始め、慎重に投与量を0.5mlまで増やしていきます。(具体的には0.02ml→0.03ml→0.05ml→0.07ml→0.1ml→0.15ml→0.2ml→0.3ml→0.5mlという感じです。1段階に9ステップありますね。)1回に投与するアレルゲンエキス量が0.5mlに達すると、アレルゲンの濃度をさらに10倍にし、先ほどと同様に投与量を徐々に増やしていきます。
(下永谷内科・皮フ科さんのサイトより)
「何が違うの?」
「科学的な機序(原因から結果までの因果関係)が明らかになっているかどうか。花粉症の場合IgEが肥満細胞が云々かんぬん」
後者はスギ花粉症の「最終兵器」として徐々に使われ始めている他、同様の考え方で食物アレルギーへの対応が検討され始めている段階である。すなわち、例えば大豆アレルギーだからって1粒食べただけでアナフィラキシーを起こすのか?という疑問である。オールオアナッシングなのか、ある程度はOKなのではないか、ということだ。
するとこういう奴が出て来る
「私どもの新理論で、自然治癒力が高められることが知られています」
自然治癒力。
(つづく)
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