タイムトラベラー
娘が化石を掘ってきた。
もちろん自分で探しに行ったわけじゃ無くて、春休みのお子様向け体験教室。
地震で相当数のキャンセルがあり、ウチも妻がいったんは口にしたが、テレビはどうしても地震に触れざるを得ないし、千葉にいると余震もヨウ素も(!)あるので、行かせた。
埼玉の秩父から群馬にかけては日本では数少ない白亜紀地層の分布地域で(山中地溝帯)往時波静かな海岸だったようである。恐竜の足跡化石が見つかって話題になった。
「ここか?」
「うん」
わかる?
これは同じく娘が石膏で作ってきたアンモナイトのレプリカだが、この手の巻き貝の波形模様の一部、と言われたらしい。
ルーペで見た感じと手触りから砂岩とみられ、リンク先の論文(もどき、だぞこれでは書いた学生さん。10年前の物だが)によれば瀬林層と呼ばれる往時汽水域の物とみられる。なに?大体1億年前?パンゲアの生まれかオマエ(娘は「捜索エリアの高い位置で拾った」と言った。この山中地溝帯は褶曲で地層が天地ひっくり返り、上の方に古い時代の層が出ているので間違いないのではないか)。
まぁ、ゆっくりしてけ。ちなみに、今回のような地震の繰り返しを経て、この太古の痕跡は日本列島の一部となったことも確かだ。
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