コンパウンドカテナリが好きなんだよ
あんまりココログの方に鉄でマニアなこと書くつもりはないのだが。
たまにはマニアックすぎるのも良かろう(ホントか)。
出張で川崎に行く機会があって。
東京から東海道線で下って行く。品川を出て次第に加速し、川崎までの間を京浜東北横目に見ながらガンガンぶっ飛ばすのが大好きなんだが。
そこで衝撃的な事実に気付いた。架線の張り替えをしているのだ。
(東京駅前)
この区間はコンパウンドカテナリが高々と張り巡らされ、その質実剛健でヘヴィデューティな有様がいかにも高頻度高速運転の大幹線という雰囲気でよかったのだが、昨今増えてきた「き電線吊架線一体型シンプルカテナリ」に張り替えるつもりらしいのだ(きでんせんの「き」は環境依存文字)。
(一体型の例。都内。どこだっけ)
コンパウンドカテナリは関西私鉄ではよく見かける。トロリ線の上下変位を最小限としてパンタグラフの離線を低減すると共に、副吊架線にも通電することによって線路抵抗を下げる。すなわち高速高頻度運転向きのシステムである。関東私鉄では京成の160キロ運転区間がある程度。京急?トロリ線が太いんだよ。
(東北・上越新幹線分離地点)
東北新幹線と並走している区間の埼京線。
(鉄博の裏手)
東海道線函南以東、横須賀線、および京浜東北・山手線田端-品川間
(有楽町)
東海道線の大阪近辺。
(新大阪)
くらいか。
でもまぁ、確かに複雑で維持に手間かかるのも確かなようで、新幹線でも整備新幹線区間はシンプルカテナリだし、東北新幹線には一部300キロ走行区間でもシンプルを試験しているらしい。新幹線でシンプルが可能なら、コンパウンドで無ければならない区間は日本には無いことになる。
消えちゃうのかなぁ。あのガシャガシャ張り巡らされてる感がいいんだけどなぁ。
おまけ・名鉄瀬戸線栄町
« なんでもいいんだよカネかチカラになりゃ | トップページ | しまった、既に書かれていた »
先月気がついいたんだけど
東京から上野の手前のコンパウンド区間もシンプルに替えられていた。
山手と京浜東北のコンパウンド区間は
もともと上野の手前までです。
投稿: みるは | 2013年8月 1日 (木) 06時39分
>みるはさん
オレのコンパウンドカテナリが~(T_T)
情報ありがとうございました。
投稿: すのぴ | 2013年8月 1日 (木) 07時16分