Graphium sarpedon
社宅の草むらに、思いもよらず奴はいた。
「網持ってきて網」
娘を行かせて、戻ってきて、もふっ。
「おとうちゃん」
「採った!」
学名Graphium sarpedon
祝★この世に生まれて四十と一年。初めて採ったアオスジアゲハ\(^o^)/
↑バカ
そら幼虫から育てりゃいいんだけどさ。なんだろ、釣りで言えばキングサーモンの成魚を1:1のリールで採る、みたいな。
ちなみに「アゲハ」とついてはいるが。
「呼んだ?」
こっちのアゲハとは族が違い、「タイマイ」と呼ばれる族に分類される。時速40キロでしかも上下左右にひらめき飛ぶので容易なことでは捕まらない。
なかなか翅を広げてくれないのも特徴。
「滅多に採れんぞ触っとけ」
「うん」
青い部分が透けて見える気がするのは気のせいではなく本当に透けている。
「なんか用か人間」
日本に住むタイマイ系は他にはミカドアゲハがいるのだが、めったなこっちゃ見かけない。
「そんな珍しい?」
「見るのは見るけど捕まらん」
愛しい妻にも触らせる。スリムで小ぶりで可愛くて、カッコイイ←何言ってんだこの41歳は。
「逃がすぞ」
「うん。ばいばい」
遊んでくれてありがとよ。
「あばよ人間」
達者に暮らせ。
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