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2011年8月17日 (水)

ついったーは「バカ発見器」?【前】

ツイッターを震源地とするトラブルが後を絶たない。カンニングに飲酒運転、芸能人が使ったベッドをクンカクンカ、戦争を巡るアジテーションetc
 
「あいつ、むかつく」
学校帰りに友人と二人きりになったところで、そんなことを呟いた記憶をお持ちの方は多いと思う。その呟きはその友人だけに発せられ、言った瞬間、この世からは消える。
 
ついったーは名の通り「呟き」をネットに載せる道具だが、学校帰りと違うところは「全世界」に発せられ「残る」ということだ。目の前の相手(フォロワー)に向けてのみ発したつもりでも、実際には全世界に向けて叫んでいる。日本で最も多い発言は「うんこなう」(マジ)だそうだが、要するにトイレにしゃがみながら月の表面に「我今脱糞セリ」と書いているような物だ。
Aho
これがどれだけバカバカしいか考えずとも判ると思うが、自分が見ている手のひらの液晶画面が、世界への窓口ということに気付いていない(知らない?)という向きが非常に多いのではあるまいか。
 
我々(40代のおっさん)にとって、ネットでのコミュニケーションは、相手と顔突き合わせてのコミュニケーション(以下3Dリアルと呼ぶ←三菱テレビの宣伝ではない)の代用という位置づけが基本である。すなわち3Dリアルにおける「距離」のフォローに手紙があり「距離と時間」のフォローに時間が生じた。そのどちらの機能もネット経由で代替された。それが現在、そういう位置づけである。あ、伸びる。
 
(つづく)


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