それは本当に身体にいいのか【3】
【2】で出てきた色々の用語解説
●リラクセーション信号
……出てこないんですけど
リラクセーション(relaxation)とは、リラックスすること。
交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経の働きが優位になっている状態になること。緊張が解かれている状態。
(Wiki)
ということは「リラクセーション信号を送る」とは、副交感神経の働きを高めるような信号?
で、これは要するに、身体がリラックスするように種々の手法で持って行くことを指すようです。端的には音楽を聴く。手法的には例えば「自律訓練法」(腰掛けて目を閉じ「気持ちが落ち着いている」などと自分に言い聞かせる。自己暗示に近い)など。
●抗重力筋
読んで字の如く身体の中で体重を支えるのに主たる働きをしている筋肉。背中(脊柱起立筋)、腹(腹直筋)、尻 (大臀筋)、太もも(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)など。「抗重力筋群を中心に介入」とは、この辺に手を当てたり、マッサージをしたりと推察できる。
●認知行動療法
「クライエントの不適応状態に関連する行動的、情緒的、認知的な問題を治療標的とし、学習理論をはじめとする行動科学の諸理論や行動変容の諸技法を用いて、不適応な反応を軽減するとともに、適応的な反応を学習させていく治療法」
さっぱりわからん。
「情緒や行動に影響を及ぼしている認知的要因を積極的に治療標的として扱う.また,それらを適応的な認知へと変容していくことによって、情緒の安定や行動の修正を効果的に行っていくことを目的としている.さらに、考え方が変わることによって、気分や行動は変わるということをクライエント自身が繰り返し経験することを通して、「自分の考え方を変容していくことによって、情緒や行動をコントロールすることができる」ということを自覚できるように促していく.すなわち、認知行動療法とは、セルフコントロールの獲得をねらった治療法である」
なるほど。
これは上記自律訓練法と繋がる部分があって。
要は「そうなってしまう現象」を素直に認め、そして、どうしてそうなってしまうのかを理解し、更に進めて、ストレスの要因になっているモノに対して別の見方をしてみよう、として、「そうなってしまう」のを緩和して行こう、というもの。
●マインドフルネス
「禅の「瞑想」を西洋風に解釈したのがマインドフルネス」
ほえ?
「今の瞬間の現実に常に気づきを向け、その現実をあるがままに自覚し、それに対する思考や感情には囚われないでいる心の持ち方、存在の有様」
そりゃ「悟り」だ。
高尚すぎるのでもう少し卑近にする。「月輪観」(かちりんかん)という考え方が密教にある。まるい月見て落ち着く方多いと思うが、それをもう少し進めて、心の中に月をイメージするだけで落ち着きを得ようとする瞑想法である(やってみると判ると思うが案外やりやすい。ウサギ飛び跳ねさせてOK)。
……以上並べてみると「ホメオストレッチ」とやらは心身相関現象を逆手に取ったモノであるらしい。
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