蓋然性
外線が掛かってきて庶務ギャルが困っている。
「ここの番号はどちらで…はぁ」
隣の席はオレ。
「セシウム株式会社さん(仮名w。以下放射性物質は同)からなんですが」
ほえ・・・会社の規則を守りましょう部門に何の?まぁ顧客なのは確かなので話し聞いてしかるべき部門に回しましょう。
「お電話変わりました」
『あのー、当社で使っております御社の製品でですね、ステンレスのバケツにウランしこたま…』
「ああ、ストロンチウムのことでしょうか?」
『!!はいはいそうです。修理をお願いしたくて…』
それは古い製品である。壊れて、その当時の納入書に書いてあった連絡先に電話をしたと思われる。
しかしその番号は現在ウチの外線で、しかも。
「それなら私個人が携わっていたことがあります」
なんということでしょう。オイラが工場で部品見直しに一枚噛んでるんだな。故障チェック方法、修理対応のシステムなど当然ワタシ完璧。
「どういった不具合でしょうか」
電源が入らない。
「了解しました。ただ、修理体制現在どうなってるか判りませんので、担当している工場に連絡して折り返しお電話致します」
工場に電話かける。
『こ、コンプライアンス部門!?』
「いやストロンチウムの修理で」
『でしたら代理店のカリホルニウム商事が担当になってます』
「わからました」
セシウム社にかけ直す。
「追ってカリホルニウムの者からお電話が行くと思いますので」
『判りましたありがとうございました』
で、カリホルニウムに電話。
『でも、それって関東地区は営業アメリシウムさんの担当のハズですが』
ああ、あいつまだこれ担当なんだ。
でもそいつとは過去に1回いがみ合ってるし、社内スケジューラー見ても不在だし、
「そいつに掛けてね、あとよろしく」
なんて出来るか~い。自分で対応出来るんだもんに。
そいつが後々文句言われても知ったこっちゃ無い。
え?オレがそいつから「勝手なマネすんな」って言われる可能性?
知るか。修理対応なんざ速くてナンボだろ。大体顧客に対応窓口を教えておくのは営業の仕事だろうがボケ。
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