経営者諸君
「企業機密管理」で霞ヶ関の税金生活者に来てもらって講話。
曰く。
「北朝鮮に唆されて目先のカネ目当てに企業機密売り渡す輩が多いんですよ。その背景にはね、非正規雇用による『会社への忠誠心の低下』ってのが多いと思うんです。プロパーと同じ事やらされて給料上がらないボーナス出ない。そんな会社に誰が恩を感じるかって話です。会社が転覆?知ったこっちゃ無いと。折からの低賃金もあって、北の提示するはした金に手を出してしまう」
鬼平犯科帳に曰く「手引き・引き込み」ですね。幾ら法律社内規則で縛っても破られたら元も子もない。で、その動機は「カネ」(無論、在日あり)。
「『動機』という言葉が出ましたが、この手の漏洩や事故は更に『機会損失』そして『正当化』の3点揃ってトライアングルが構成されると発生します」
・動機:やりたいorできない
・機会損失:チェックシステムが無いor気付かれない
・正当化:ワルをするしか方法が無いor他もやってるじゃん
無理難題や報酬課題を解決しようとして抜け道を探す……そういうわけだ。「必達」とか経営者よく使うが如何に愚かで考え無しかってことだ。
「なので、事故後の対策で『チェック』だけ強化しても殆どの場合別の抜け道を探すだけです。いわゆる『なぜなぜ分析』を行い、このトライアングルの3要素を潰して行く必要があるのです」
そりゃそうだ。「やりたい」や「できない」が残ってれば、それはそれでどうにかして「やろう」とするわな。
「幾ら対策しても事故は起きます。1つの事故の裏には、29の事故直前の事象、300の小さなトラブルがあります。このトラブルを3つの要素から地道に防いで行くより他にありません」
ハインリッヒの法則ですね。……そうすると「いざというとき切り捨てられる」という非正規雇用は「会社なんかどうでもいいや」という因子を大量生産する……1:29:300の「300」の部分を大きく増やす作用、と考えることも出来るわけです。
TPPで入ってくる「安い労働力」ってどうなるんだろうねぇ。
※ハインリッヒの法則
保険屋さんが調べた統計的な法則。例
300回オナラを我慢すると、29回はスカしてしまって、1回はミが出る。
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