北海道新幹線ハヨ作れ
こうなりゃ新幹線ネタ3連発だ。
(日経)
作りゃいいじゃん(きっぱり)。
机上の空論こね回すより九州の実情見て来ればいいのだ。「百聞は一見にしかず」がそこにある。大阪から西へ向かいだんだん空席が増えていった「さくら」に、小倉、何より博多でドバっと乗ってきて再度満席近くになるんだぜ。
(写真は10月24日)
博多から見て熊本まで30分。鹿児島まででも100分かからない。あまりに速いので「鹿児島中央」の駅名板見てもピンと来なかった。でもそこには桜島が煙を噴いてあり、プラットホームには灰が積もり、鼻くそは黒いのだ(笑)。確かに鹿児島なのである。博多と鹿児島はシームレスにつながったのだ。博多-鹿児島は距離300キロ。すなわち、同距離未満の札幌-函館でも同じことが起きる。
新幹線によるデメリットとして「ストロー効果」がよく言われる。地方都市の経済基盤が「新幹線ですっと行ける」からと撤去されたり、地元で遊ばず大都市に遊びに行ってしまう、というものだ。どちらも、地元に落ちるはずだった経済力が大都市に吸い取られる。
が、九州を見る限り、「これまでたやすく行けなかった」熊本・鹿児島に「ちょいと行く」動きが出てきたように感じる。札幌から函館へ「夕食済んだら夜景を見に行こう」これができる。札幌ドームで日ハムの試合を見て充分帰れる(青森までOKだろう)。こうなる。
現在、「東京-札幌」「東京-仙台」という動きは大きいが、ここに「仙台-函館-札幌」が加わる。前に東北新幹線新青森延伸について「東京から一泊忘年会を誘致しる!」みたいなことを書いたが、同じ事が仙台の七夕と函館の夜景の間で成り立つ。定山渓と浅虫で組んでもいーではないか。「対・東京」へのこだわりを外すことが出来、外した途端、チャンスは広がる。新幹線は点と点を線で結び、面を作る。
もちろん、東京エリアでも恩恵は計り知れない。乗り換えて乗り換えて羽田出て、30分前には着かなくちゃいけなくて、搭乗手続き、手荷物検査、10分前には集合、電子機器はお切り下さい、シートベルトをお締め下さい、ヘタしたら滑走路に出るまで20分くらいウロウロしてたりする。比して東京駅出てICカードピッとやって食い物飲み物買い込んでどかっと座ってりゃいいのだ。そして何より雪に強い。千歳埋もれても関係ない。
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