土日鉄道的特急「あさかぜ」考
●冒頭の能書き
30年前(おいおい)。
鉄道模型に手を出したボクたちが遅かれ早かれ購入したのが「ブルートレイン」だった。比して自分は手出ししなかった。実物が12~15輛という長大な編成で動いているのに、タタミの上で5輛6輛でちょこまか走らせても面白くない。と思っていたからだ。
だから揃えたのはいい大人になってからのことだった。線路も増えて10輛程度に組んでもゆったりと動かせる環境になった事と、現物の「あさかぜ」が内装をグレードアップし、金色(こんじき、と読んで頂きたい)のストライプを巻いて登場したからだ。以降20年近く、部屋の中を我が物顔で走ってきたが、その後オリエント急行が入ったりして「国鉄的合理化の産物」がややみすぼらしくなったこと、実物が無くなったので現状にこだわる必要がなくなったことから、少し「模型ならではのオリジナル」を含んで編成を組み替えることにした。以上長い能書き。
●基本コンセプト
当社(?)の看板列車であるから、それなりのステイタスは持たせたい。よらず夜行寝台列車の始祖はそれこそオリエント急行である。一方、国鉄の往年の特急列車では、1等車・2等車・3等車の連結順にそれなりの理由に基づく一定の法則を持たせていた。これらを踏襲する。すなわち
オリエント急行基本ユニット(「オリエント急行」教育社・1985)。
左から荷物車+食堂車+寝台車+寝台車+荷物車。荷物車は旅客のそれの他、食材倉庫も兼ねる。
食堂車は編成端によせる。これは通り抜け防止、及び閉店が決まって居らず夜通し音が出る=騒音防止のため。
国鉄客車特急(昭和30年代)
荷物&3等車+2等車群+食堂車+3等車群+1等展望車
国鉄電車特急「こだま」
2等車群+食堂車+ビュフェ+3等車
国鉄電車準急「なにわ」
2等車群+ビュフェ+1等車+ビュフェ+2等車群
この辺は、食堂車を中心に、2等車系と3等車系を分け、1等車は編成の末端として展望と通り抜け防止を図っている。準急は2両のビュフェ車で1等車をはさみ、2等客が1等客室を通り抜けるのを防止している。
●結果
↑博多方
カニ24・電源車
オハネフ25・B寝台
オロネ25・A寝台個室
オロネ25・A寝台個室
オシ24・食堂車
スハネ25・B寝台個室
オハネ24・B寝台4人用個室
オハネ24・B寝台4人用個室
オハネ25・B寝台
オハネ25・B寝台
オハネ25・B寝台
オハネフ25・B寝台
↓東京方
うるさい電源車から1両Bを挟んでA2両。食堂車。B個室系、B一般寝台。こんな流れ。オロネ~オハネ24までの個室および食堂車は照明を電球タイプ。
こんなもんか。左下のオハネフとカニはすげ替えて「出雲」に仕立てるために用意。
さて、休みは今日まで。
« 鹿島の海のお社は | トップページ | 仕事始め・週明け »
コメント