Blu-Swing
公式はここ。
●冒頭の能書き
きっかけは「林ももこ」である。彼女のライブに行く→サポートミュージシャンの方とついったーであーだこーだ→へーJAZZYなバンド組んでるんだ→ほう、いいじゃん→ポチっと。そんな流れ
●更に能書き
ジャズ自体は嫌いじゃないが、CDは数枚しか持ってない。マイルス・デイヴィス、チック・コリア、マンハッタン・ジャズ・クィンテット、後はハードの試聴でチラチラ出してるヴァーヴレーベルのスペシャルライヴくらい。子供が寝た後コーヒー片手に夫婦でダラダラ喋りながらとか、夜の首都高ナトリウムランプの明かりの中転がしながら、とか実にJAZZYなシチュエーションだが、
・先達の巨人達の板は音が古い
・CD時代に収録されたモノは逆に演奏から鬼気を感じない
JAZZてCD(44kHz/16bitPCM)と相性が悪いのではなかろうか。ちなみにこのPCM方式は高音域ほど位相差情報が失われる。
ともあれ聞いてみようか。ハードはおなじみパイオニアPD-M580(CD)→ティアックD-T1(DAC)→ヤマハDSP-AX4600(アンプ)→ダイヤトーンDS-200Z(スピーカ)。ここでアンプはダイレクト2ch再生とし、トーンコントロールはパスしている。
●結果
まずはスタンダードな作りで一安心、というが第一印象。何でもそうだが偉大な先達がいると、オリジナリティを出そうとするあまり、奇をてらう→奇抜になる傾向が見受けられるものだが、比して真っ向ストレートだ。↑サイトを見るといろいろなジャンルのミュージシャンが集まっている、ということだが、いい感じに選りすぐりの結晶体に出来上がっていると思う。安心して聞いていられる。
音質の方はスピード感があって「フットワーク」という意味で軽快だ。ちなみに軽さは反面、低音域の密度を失わせる傾向があるが、ちゃんとズシズシしており、むしろマッシヴ。21世紀的というか、新世代の音と感じる。ただ一つだけ苦言、パンポッドでぐるぐる動かすのやめて。アコースティックは「ライヴ感」だと思うから。2本のスピーカの間に座って虚空を眺めて音と対峙している時、これやられると萎える。
●結論
そんなわけでJAZZ系は「巨匠の名作」であってもCDだとあれれ?というのも多い中、安心して買える、と個人的には感じた。がーっと集める、というより、ちょいちょい買い足してCDラック埋めて行くものだろう。なお、彼らは東京近辺のブルーノート系を始め、ちょくちょくクラブで演奏しているので、「とりあえず生」というのも一つの手段。ほれ、そこの男、退社後の彼女のスケジュール聞けってばよ。
special thanks Miyamoto "Bhutan" Tomoaki on Drums (@miya_blu_swing)
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