安いものは安いなりの理由がある
前任場所の最後の出張は金沢だった。鉄ヲタだから列車で行った「北陸フリーきっぷ」都区内から上越新幹線-ほくほく線経由指定席往復で21500円なり。
比して今般の関越道バス事故で聞こえてきた情報をまとめるとこうなる。
・チケットは楽天トラベル
・ツアー企画会社がバス会社へ発注
・バス会社は運転手を日雇い
・運転手は個人業者のつもりだったので「運転手」というマスコミの扱いに驚いている
最後の「驚き」の理由は次の如し。いわゆる「トラック野郎」に代表されるトラックドライバーは、自分でトラックを所有し、輸送依頼を受けて物品を運ぶ。それを少し束ねたのが「赤帽」だ。あの軽トラはそれぞれが運転手の所有で、輸送依頼は赤帽側が取り仕切る(と、思った)。
同じようにバスは運転手氏の所有であり、バス会社が彼に今回の金沢→東京行を依頼したのだ
金沢-東京を安くできるバス会社ないか?→金沢-東京を安く運転してくれる運転手いないか?
で、彼と。日本語が不十分で「走りやすいから」という理由で勝手にルートを変更するような。まぁ、上信越道には一部2車線対面通行区間があるので、気持ちは判らなくはないが。
要は、安く上げようと思ったらドコを削るか、である。時間ならまだいい。「安全」に関わる部分を削り出すとろくな事にならない。人件費も「不十分な人間」「人間に無理を強いる」まで入り込んだら安全への影響と考えるべきだ。悪貨は良貨を駆逐するという言葉があるが、それと同じ。安いのは本当に必要な存在を消滅の危機にさらすのみ。
日本語おぼつかない運転手に命運託すより、ご自慢の特急電車でますの寿司食ってふんぞりかえっていようず。
« 知多半島に行こッ! | トップページ | 名古屋丸栄・第9回鉄道模型展 »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 安いものは安いなりの理由がある:
» 乗務前に何があったのか? [mingoh's観戦レポート]
GW初日に起こった「関越道の事故」・防音壁とガードレールにすき間があった。・(規制緩和後の)格安ツアーバスなど原因が上げられてますが…自分も深夜運転を約7年ほどしましたが睡眠... [続きを読む]
コメント