沖縄戻りて40年
この手のネタ書くと「部外者は黙れ」系のコメントが良く付くけど。
そういう人に限って自分の見解言わないんだよね。
沖縄に関わる目下最大の問題は米軍の扱いであることは論を俟たないだろう。自分も実家が横田基地のそばであるから、自宅は防音工事がされている。しからば、米軍、特に飛行機のやかましさは想像するに余りある。彼らが航空機を落とさず、暴行を働くなど軍人あるまじき愚行を犯さなければまだ良いモノを、毛唐は毛唐か。
しかしだからっておいそれと引っ込めるわけに行かないのはご承知の通りである。確実に中国が攻めてくる。
「平和憲法の日本を攻めるような卑怯な・・・」
平和ぼけは黙っとけ。
稲嶺さんがTVインタビューで「沖縄を橋頭堡にしたい勢力がある」旨の発言をなさっていたが、それは恐らく正しくない。本土から距離がある故に防衛拠点が必要、中国の現状を鑑みるに置かざるを得ないのだ。戦前アメリカが真珠湾に艦隊をおいていた理由がまさにそれである。ちなみに太平洋側に関する限り、そっちにあるのは現在は同盟国アメリカであるから、例えば硫黄島の自衛隊はそういう意図ではない。
戻って。
然るに沖縄から米軍を引っ込めるには、自衛隊を置くか、中国の頭を押さえるしかない。朝鮮はただのキチガイだが、中国はしたたかなくそったれである。丸腰で話をするのは愚の骨頂。大量の帰化支那人が沖縄に集結して乗っ取ることになるだろう。純粋に軍事的な観点から言えば、現状で叩いて少なくとも海軍は木っ端微塵にしておくのが妥当だと思うんだけどね。
さておき。
軍事的な束縛から解放したとしよう。すると次の課題、どう自活するんだ。距離的な問題から、本土側の経済サイクルに組み込まれるのは難しい。「ならでは」の産業および経済サイクルが確立できるのか。
手持ちは観光・海洋資源。天候性、季節性、リピーターの確保。一筋縄じゃ行かない。
不足するなら作るしかない。一次産業、面積が苦しい。二次産業・・・工業製品輸出を考えたとき、それこそ対アジアでは距離的にアドバンテージを持つが、「製造」だけに着眼すると実は海に近いのは相当に苦しい。対塩害・台風のコストを考えると、手を出したい企業はあるまい。
八方ふさがりだが、実は、自活と軍事の問題はバーターではない。自活だけ進めておくのは何ら悪いことではない。むしろ基地負担を強いる足がかりを封じる種になりうる。
ここで問題提起。沖縄の観光=マリンレジャー。この図式本当か。
やんばるの自然に放り込まれるのは使えないか。南十字星が見えることをどれだけの人が知っているか。
農業、亜熱帯気候を活かした作物はトウキビとパインだけか。
オオジョロウグモを知っているか、沖縄のヒラタクワガタを見たことあるか。
ハブいるし、毒虫も多い。されど、それ以上に余りある「ここだけの亜熱帯」に触れられるんじゃないのか。
本土の価値観に、どうか染まらないで。
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