携帯電話に緊急地震速報が届いたら
なんだこれ。な~んかオレが批判されてるような気もするが、間違ったこと言ってるかね。
よろしい、ならば有効な使い方を書けばいいんだな。
●そもそもの仕組み・ドコまで使えるのか
昭和50年代の学研「まんが・ひみつシリーズ」にこんなのがあった。
現在の緊急地震速報はぶっちゃけこれの実用化である。肝要なのは「そろそろ起こりそうだ」ではなく、「地震を感知した。揺れが行くぞ気を付けろ」というシステムである、ということだ。つまり、震源に近い、極端には直下型の場合間に合わないこともあるのだ。
しかし、日本で大規模な被害を及ぼすのは東北地方太平洋沖地震、及び来たるべき東海・東南海・南海地震などの海溝型巨大地震と津波であって、その場合、
この例に代表されるように予告として充分機能するし、海辺であれば、例え間に合わなくても「津波」の可能性が高いことを示唆する。文字通り最後の警報としての役割を担う。
●作動条件と取るべき対応
その場所で震度5弱以上。但し猶予時間はまちまちであり、決めつけることは出来ない。この事は、「身の安全を確保する」その一点のみに集中すべきであることを示唆する
で、身の安全、の中身。気象庁ではこんなパンフを出している。
内容は見てもらうとして、それぞれ事前の準備を要する。少し書く。
・家庭
頑丈な隠れ場所を決めておく。机の下など、常に開けておく。火の始末は出来ればベストだが、そうで無い場合は火の元から離れることを第一に。これは油や湯が跳ね飛んでやけどをするからである。ガス自体は多くの場合、ガス栓側に震動停止システムが入っていて勝手に止まる。
・電車
多くの場合電車自体同じ警報で減速、停止する。サスペンションを積んでいるので揺れ自体は大きいが、転覆することは少ない。つり革や手すりに掴まってやり過ごし、係員の指示に従う。
・建物と地震
最も警戒すべきはガラスと壁材に代表される落下物である。すなわち飛び出すのは危険であり、外にいる場合は近づくのは危険である。なお、建物の中にいる場合の対応は、家庭と同じく頑丈な隠れ場所、である。
・共通
通勤通学など、良く通る、決まっている場所は、あらかじめ危険を抽出しておき、上記の内容に基づき、場所場所での対処を考えておく。
「え?やだこの音怖い。どうすればいいの?やだやだ」
そんなことにならないように。関東地方の直下型、東海・東南海・南海…想定されている大きな地震はまだまだあります。ガラケーにはガラケーたる理由がある。
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