名古屋人として来るべき東海地震に備えて【3】
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東北地方太平洋沖地震の震源について~比較に基づく予測のために~
(出典:防災科学技術研究所 主要災害調査第 48 号 2011 年東北地方太平洋沖地震の震源破壊過程)
貞観地震の再来と言われ「1000年に一度」というフレーズが付いていたが、「それだけじゃ済まなかった」というのが実際の所のようだ。点線が海溝面だが、そこにほど近い分が最も色濃くなっている。実はこの領域は「明治三陸地震」の震源域とされている。貞観三陸地震+明治三陸地震。それが東北地方太平洋沖地震の正体、ということになる。
(出典同)
破壊の推移。☆からスタートし、沖合「明治」領域へ動き、陸へ近い方へ戻り、福島側へ移動した。この「陸に近い方」の揺れが、
これら動画にみられる「途中で巨大な揺れが来た」である。そしてこれだけの面積破壊するには長い時間を要した。
一方、「明治」領域は巨大な津波を作った。実験して欲しい、バスタオルを両手で広げて、上下に振る。「パン!」と威勢のいい音がして、先端部が大きく動くはずだ。同じ事を地殻でやらかしたのがこの地震であり、その先端部の大きな動きこそが、大きく海水を持ち上げ、津波を起こしたのだ。
揺れも凄まじいが津波も凄まじい。しかも揺れる時間は長く面積は広い。凄絶な巨大地震だったのである。
次回の、東海地震が、同じ様相を呈するとしたら。
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