プリキュアに救われた話
「主人亡くなってから誰も判る人がいなくてさぁ」
パソコンの調整にお邪魔する。こっちが引っ越したりしたため、3年越しの約束になってしまった。
「お邪魔します~」
お仏壇に一礼して作業開始。起動するとなるほどもったらくったら。ただ、ネットワークには繋がるらしい。
じゃぁ何とかなるだろう。
背後は当宅の(元)ギャル同士、(現)女の子同士固まってキャッキャウフフ。
男は俺とお前だけだなぁ。
さてまずマシンの様子を見る。ペンティアムM1.5GHz。ハードディスクの空きは27GB。メモリは489MB。充分とは言えないが、動画をゴリゴリ見るんじゃ無い限り今でも通用する。
デスクトップは「セサミストリート」のテーマにしてある。壁紙、セーバー、ウィンドウの配色、アイコンやマウスの表示などがそれなり。但し遅くなる要因。他にデスクトップガジェットが少々。ウィルス対策は期限の切れたマカフィー。OSはXPだがSP2。
まずSP3にしよう。話はそこからだ。背後はもう一つ別の母子が合流し、合計3家族分の女子供がキャッキャウフフ。
「幼稚園のバザーさぁ・・・」
SP3への変更は時間が掛かるので、動作を重くしている各種プログラムを削除する。デスクトップのランチャーあれこれ、期限切れのマカフィー。
問題一つ。そのセサミストリートのテーマ。
壁紙カレンダー、2005年11月のまま。え?サクッと変えれば済むじゃんって?そう思うでしょ。
「それもう終わっちゃってるんですよね」
当時小さかった下のお嬢さんが興味を持ったからと、インストールされたのだという。同じ理屈で姓名判断や画数勘定ソフト。も少し。
テーマ自体は残して他に変えれば良い。問題は何に変えるか。
そこで気が付く。ハトキャにスイート。プリキュアグッズがちらほら。まぁ女の子の家だあって当然←ステマ
「下の子が好きなの」
「ウチは娘とダンナ」
待てコラ。
「ライブ行ったり、ツイッターで喋ったりしてるよ」
「へぇ!!すご~い」
スゴイのは相手してくれるスタッフ、声優、歌手の皆さん。
ともあれ、光は示された。よろしい。公式でゴソゴソ。
(欲しい?クリックして取ってこい)
「あっ!スマイルプリキュアになった!」
そのお嬢さん、ぴょんぴょんニコニコ。
「ゲームないの?」
「キュアデコルを集めるのならスグできるよ」
「やってやって」
「あとでね」
これでどんだけ救われたか。抵抗なく移行できたことがどれだけ大切か。
プリキュアだからこそ、ですぜ。
「すいませんねぇ父の日なのに」
「いいえぇ。趣味ですからこーゆーのは」
デスクトップのプログラム、「設計補助」会社のオリジナルだろう。エクセル「予算」……マイドキュメントに移行。
SP3入るのに3時間。ウィルス対策はマイクロソフトのエッセンシャル。MS-IMEは2010。IEを8に更新。
そして都度都度再起動。
ぐーぐるくろーむも入っているのでエクステンションの緊急地震速報も放り込む。メールは一旦受信させ、フォルダを作ってまとめて移動。1132件。
以上完了したのは6時過ぎ。某静岡系アニメはだらしない父。変更点を説明してミッション・コンプリート。
「ご飯みんなで食べに行こうよ」
「いえ~い!」
ご主人。少し変えさせてもらいましたぜ。
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いい話ですなぁ
でも、なんか切ない
ご主人は喜んでくれていますね。きっと
投稿: yu3 | 2012年6月18日 (月) 22時30分
>yu3さん
まぁ、それなら映画連れてくとかできますし、何家族かで集まってぞろぞろ行動というやりかたもありますしね。娘の友達、友達の父ちゃん。パソコンとプリキュアに詳しくてヘビを手づかみする。それでイイと思ってます。
投稿: すのぴ | 2012年6月18日 (月) 22時54分