名古屋雑感
名古屋は都会じゃねぇ。巨大な田舎だ。
ビルもにょきにょき建ってるし、地下鉄も走ってるが、別に東京大阪意識したわけじゃない。人が増えてにっちもさっちも行かなくなったからビルにして、路面電車を地下に下ろしただけだ。別に先取の気鋭に溢れていたわけじゃない。
その点では「虚飾」「表面的な」部分は少ないかも知れぬ。よく「百メーター道路」(久屋大通)を「見栄」の引き合いに出されるが、ありゃ単純に緑地が少ないので防火帯を兼ねて公園と合体しただけだ。
要するに「出来るなら、やりたくないが、仕方が無い」であって、そのコンサバな考え方は…田舎の発想そのものモンだがね。最たるモノが鉄道ICカードだ。ありゃ「便利だが無くても別に構わない」ものであって、結果いわゆる3大都市圏では最後発、しかもだったら最初から民鉄系とJR系共通化しておけば良いモノを、それぞれ勝手に作って共通化されたがこの2012年というありさまだ。オレ流はイイがもう少し全体最適を考えたらどうだってわけ。うん、この全体最適という視点が抜けるのも名古屋の特徴。部外者が名古屋に入るとあれやこれやで「そんなことも知らんのか」って顔される。知るわけねーだろ。そしてもちろん「オレさえ良ければ」の典型的発露が、名古屋走りだ。無人の野中の一時停止無視、そんな感覚で交通違反がんがんしやがる。
大都市としてはコンパクトだから手の届く位置に何でもあって便利だが、リスペクトはせんよ。
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