買ってもいいでしょ?20年選手・・・ですから
三菱電機ダイヤトーンDS-200Z。1992年。後にトレンドとなる「2ウェイペア6万円」の嚆矢。入社直後に購入したもの。当時静岡にいて、近所の「すみや」から抱えて帰った。ちなみにこの製品自体は大ヒット商品と言って良いが、利益よりシェアを目指した作りが災いして三菱郡山真っ赤だったとかなんとか。余談。
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で、以来サブシステムとして現役で活躍すること20年。失恋も結婚も出産も全部知ってる相棒。
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でも、さすがに、寝ぼけたというか、音が古くなってきた。壊れちゃいないんだが、「遅い」のである。
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で、ポチって、
届いた。ヤマハNS-F500。2010年。めいどいんいんどねしあ。1本売りで定価5万3000だが、ジョーシン通販では2本で200Zとそう変わらなかった。
ご開帳。重さ20キロ。「でかくて、重い」これスピーカーのチェックポイント(※)ね。
ご尊顔、ウーハー2つみたいだがウーハー+ミッドレンジ+トゥイーターの3ウェイだったりする。200Zでスタンドだった空間も容積に使えるので低音側への進展、ミッドレンジのヴォーカル・主旋律帯域の集中が期待できる。
おけつ。穴ぼこはバスレフのポート。端子は金メッキでバナナ挿せる。
セッティングするとこう。↑200Zより背が高いが、その代わりトゥイーターがテレビの画面位置に揃って映画再生用には好適。
音出ししてみましょう。ヒートラン中のホワイトノイズはサーと軽いものでアンプとの相性は悪くなさそう。第1号は生声を知っていて、なおかつ、ついったーでいつも遊んでくださるお礼も兼ねてうちやえゆかさん「Sweets」。アンプ側は2チャンネルダイレクト、すなわちトーンコン一切無し。CDはPD-M580+D-T1。アンプAX4600。
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一聴しての印象は、ヴォーカルより上の帯域とベース・バスドラ帯域が分離してる。
と書くと聞こえが悪いが、要するに200Zだとダラダラ下がっていた帯域がぐーっと持ち上がってるわけ。聞き慣れない鳴り方してるから分離感があるだけ。冷静に考えると実家(DSP-Z11+BOSE363+YST-SW500)やクルマ(カロッツェリアX初代)に近い分布。ここらは別途アコースティックで検証してみよう。
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で。
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驚いたのは。
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ひとつ、うちやえさんの声がすっげぇカワイイの(*^_^*)。「アート引越センターへ~」をご記憶の方は比較して欲しいが、透明感と女神性が突き抜けてるのが何より魅力なんだが、そこに「女の子っぽさ」が出て来るの。これは俊敏な反応してる証拠、能率88dBとあるが、数値ほど鈍くないらしい。アンプが頑張ってる部分も無論ある。要は相性いいんだろう。そら同じメーカー同士だからそうじゃないと困るが。
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もうひとつ、小音量でも音痩せしない。そもそもが声の質的に絞ってもハッキリ聞こえるのだが、輪郭を描き出す能力がスポイルされないので「楚々と鳴る心地よさ」ってのが楽しめる。夜のダラ流しを高い質でできるわけ。
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アコースティック突っ込んでみよう。Blu-Swing「Find Your Way」・・・はいコントラバスの響きとシンバルの伸びで上下とも拡大されていることが分かります。宮本さんのドラム、大事なことだからもう一度書きます、宮本さんのドラムの持ち味の一つに序破急のダイナミズムの広さ、過渡応答のスピード感があると思ってます。このメリハリ出します。上で書いた分離感も杞憂。
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結論:小気味良いぞ
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少し鳴らしこんでから、例のDSP自動調整かます予定。
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※でかい
容積がある。容積は低音再生能力に効く。ただ、それだけの空気量を動かせるユニットとアンプでなくてはならない。
※重い
自分の振動で自分が変な反応をしない。他からの振動に左右されない。
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