「人跡未踏」は残されているか?
縮こまるような話ばかりなのでたまにゃ男っぽく。
.
「ぐーぐるまっぷ」等で地球のドコでも居ながらにしてあちこち見に行くことができる昨今だが、地球上に「人跡未踏」の地は残されているのだろうか。
.
知る限り、まず「未踏峰」は幾らかあるようである。地を這うように進んでいく祈りの姿、「五体投地」で知られるチベット仏教の聖地、梅里雪山(メイリーシュエシャン)は有名なもののひとつとされる。信者達からは登頂するなど冒涜なので出来なくて当たり前とか。
.
北極はピアリー、南極はアムンゼンが制した。しかし北極点は氷の上でズルズル動くし、氷自体が時々無くなる昨今である。常に未踏の極地と言われるかも知れぬ。南極は地底湖が人跡未踏の代表例だろう。地下4000メートルに2000万年前の空気を封じたオンタリオ相当の巨大な湖があるなんて、三文SFも真っ青な話ではないか。
.
深さ方向ではマリアナ海溝チャレンジャー海淵で、有人の潜水艇では有名なトリエステ号が11000m前後に達しているが、正確な深度は明らかになっていない。現在まで最も確度が高いのは実は日本の無人艇「かいこう」の10911mだという。
.
人は8万年前、トバ・カタストロフと呼ばれる絶滅寸前の危機を体験し、より5万年であまねく居住可能地域に達した。食い物を求めて、が主たる目的であろうが「その先に何があるのか」もその動機の一つに相違ない。
.
話のネタに使ったが、古代ローマの言い伝えにこんなのがあるそうな。
.
「魔物が住む森を抜けた遙か遠い北の国では、夜が無く氷の中から火が噴き上がる」
.
古代、ヨーロッパはシュヴァルツヴァルトと呼ばれた大森林であった。その向こうに古代人は何を見たのか。
宿題にしようかニヤリ ( ̄ー ̄)←誰に?
« 完成は完了にあらず | トップページ | キャラクターとしての女の子の有り様(ありよう)に関する一考察 »
コメント