一つ判った事
この名古屋の工場は「チーム」での活動が出来ていない。
グループにはなっているが「何をやる」「誰がやる」「いつまでにやる」で「早くやれ」これの繰り返し。
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名選手、名監督に非ず、という言葉がある。記者に打撃のコツを聞かれた長嶋茂雄氏はこう答えた。
「イイ球が来たら、パーンと打つ」
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昨日の記事に通じるが、成果主義・裁量労働が導入されて久しい。「何をやる」「いつまでにやる」「できたかできないか」で評価が決まる。能力のある人はポンポン給金と地位が上がって行く。が、この先がイケナイ。
自分が出来た事は当然他人にもできると思って投げるわけだな。「やれ」しか言わない。
で、詰まったら「早くやれ」そこでどうして自分ならこう、という一言が出て来ないのか。能力者だからその肩書きなんだろ?肩書きに求められる成果はチームの成果がどれだけ出せるか、じゃないのか?
「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)
だから相談してるんじゃないのさ。
「そのくらいすぐ出来んじゃん」
その「そのくらい」はあんたの主観。
「当然**はやったよな」
3年関東にいたんだ。そんなシステムになってる事なんざ知るか。
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一方で前の職場(関東)では詰まると「さてどうすんべぇ」と皆で考えたり、困っていると声を掛けたりとか自然に出来ていた。お互い担当が違うから「自分ならこうする」と逆に提案できていた。相互補完し、全体のレベルが上がった。ぐるっと回って前より上昇。螺旋である。それもまた、循環の良い例である。
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この名古屋の工場は、上から下へわーわー言うだけ。は?新製品?売上必達?コスト削減完遂?
間に合うわけねーだろそんなもん。また日曜日に皆で出て来てスクリーニングテストか、誰か若いのが鬱病で飛ぶぜ。
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「すのぴは対応が遅い」
1コ1コ見てるからだよ。大体この辺ってアタリは付けてるが「他も見たんだろうな?」って絶対訊くだろ?あんた。残業しろ?こんなうっぜぇ工場遅くまでいたくねぇよ。ってかなんで日曜に検認印押してんだあんた。
あんたとオレとじゃ、違うの。オレが工場に合わせろ?人間には個々に固有のリズムがある。
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「技術の伝承と蓄積が今後の課題」
チームで知恵を出し合うから全体知のリングに若い人が組み込まれて行けるんじゃ無いの?ノイズテストの対策としてパスコン10倍増しにしてパスしたと喜んでる所にその「課題」とやらが達成できると思わんけどね。
(ICとしてのバイパスコンデンサと、ロジックに載ってくるノイズ対策は別モンだろうがドアホ)
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