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2013年2月25日 (月)

栃木県北部の地震

※註:この記事は2013年2月25日の地震に基づく

会議中プッシュぶっ込まれて一瞬声を上げそうになった。
Aho
ここは元々が地震の巣である。
この辺見て頂ければ概要は掴めようが、そもそも中禅寺湖自体が男体山噴火で出来た堰止め湖である。
.
類例はまずそのリンク先宇都宮地方気象台にもあるが、「今市地震」(1949年)が挙げられよう。戦後すぐの混乱期、12月26日という寒い朝の8時17分M6.2。8時25分M6.4とある。双子地震である。石造建物への被害、山崩れが多発、死者不明10人。余震が翌年3月まで。今日の地震も余震が多いが、この今市地震については「今市地震余震の栃木縣船生(フニユウ)村における觀測について」という論文が東大のアーカイブにある。ちょっと覗いてみよう。
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Baka
この論文は新しい地震計を試したがいまいち(シャレじゃねぇ)精度が良くないぜ、って論文なのだが、キャプ画像左から地震数(209個目)発生月日(ローマ数字Iにアラビア数字14。1月14日=本震から20日後)である。今回の地震と比べると
.
今回:北緯36.9度、東経139.4度、M6.2
今市:北緯36.7度、東経139.8度、M6.4(後で起きた方)
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となり、ほぼ同等と言える。従い、似たような傾向を辿ると考えられる。
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参考にその前を見てみよう。1943年(会津地震)、そして1755年、1746年、1735年、1725年、と「東照宮の石矢来が倒れる」と小被害地震があり、宇都宮地方気象台にもあるように1683年の6月17,18日、そして10月20日と大きな地震が3度起きている。3番目はM7級で大きく、男体山が山崩れを起こして堰止め湖を生じ、これが40年後に決壊して洪水を起こしている。
で、これらの余震を理科年表で見ると。
6月17日:1ヶ月前より地震多かった
6月18日:卯の刻から辰の刻(午前6時より8時まで、約2時間)で7回、そのあと本体が来て夜中までに余震200回
10月20日:2日間で余震760。1ヶ月で1400回。
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2つ言えること。今日の「M6.2」が最大とは限らない。そして、余震は極めてしつこい。
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●東北地方太平洋沖地震との関係
こいつはフォッサマグナ東側の元々からの地震の巣であり誘発など直接関係はないと見られる。ただし
1677年:延宝三陸地震および房総沖と推定される延宝地震
1707年:宝永地震(南海トラフ三連動)
1946年:南海地震
と、フォッサマグナを刺激する地震は前に起こっている。なお、1700年代の10年間隔に比して前後いきなり途切れているが、これは、前については宝永地震群に取り込まれ、後については安政東海地震、安政江戸地震に対する「活動の平穏化」に該当するのではないか(検証はしてないよ)。そして1800年代後半から今市地震まで動いてないのは他でもない関東地震の影響だろう。
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とまれ、今暫く、「もっと大きい」も含め、警戒願いたい。

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