何故、「ヤマダ電機」はオワコンになったのか
風邪引いて会社サボってヒマなのでブログ書く(いいのか)
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家電量販店最大手のヤマダ電機が全役員の降格を発表した。創業者の山田昇会長(70)が5年ぶりに社長に復帰し、一宮忠男社長(57)は副社長に降格。
それ以下の14人の取締役は全員が1段階ずつ降格するという前代未聞の懲罰人事だ。
(ソース新聞やネットの報道)
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現状、自分がヤマダに行く理由条件は以下の通りである。
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・DVD-Rなどの「店員の説明を要しないもの」
・電球などの「家電消耗品」
・初めから具体的に買う物が決まっていて「他より安い」
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ココ行くとまず家電エリアに人いない。いても何か不明点聞こうにも何の役にも立たない。なまじ質問すると、
「お客さんの方がご存じじゃないですか~?」
とかしたり顔で言ってくる。これ「さすがお客様お目が高い」のノリなんだろうが、客に言わせりゃ。
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「扱ってる製品の知識も無いのかバカ」
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である。
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入社して新入社員研修で販売実習やった。AV機器ヲタで知識豊富だったし、自社製品がそれなりの実力を備えていたこともあって、能書き口上も客を引く方法も特段の苦労はなかった。白物家電もやれと言われたが、延長線上で少し勉強すれば済んだ。一方的に勧めるのではなく、他社をけなすのではなく「でしたらこの機能を備えた当社製品がオススメですがどうでしょう」とこう持って行くのである。こういうのはお客さんに以下の心証を与える。
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・よく知っている。必要な情報を受けられる
・よく知っている人がオススメしてくれる。一級品である
・そういうヒトが勧めてくれるメーカーは良いメーカー
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現行ヤマダはこれが全部ない上にマトモなレジ打ちさえいない。
あまつさえはポイントカードである。携帯電話にしてしまった。スマホのしかもあいぽん大量時代に何を間違って個々人のハードに依存したシステムに変更したのか。
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【提言】
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1.まず家電品をちゃんと売れ
ラインナップはもちろん、知識を備えた社員を配置せよ。電機メーカー側がセールスやサービス向けのセミナーをそれぞれ開催しているはずである。受講させよ。またその受講数を持って何らかのセールスマンとしての社内資格を付与せよ(コンシェルジュ制)
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2.まともに接客せよ
レジに人を置け。メーカーヘルパーに任せるな。
客が欲しいのは「全てを見回して自分に最適」な製品だ。清掃・整頓・万引き防止を兼ねて店員が定期巡回して当然
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3.少しでいい、高級品を置け
単機能低価格品はドンキみたいなのに任せておけばいい。
比して高価格・高品質品は、当然、対価に応じた価値性能を有するかどうか、吟味する客の目も高くなる。「お客様お目が高い」が活用できるのはこの領域である。ちなみにお目が高い客とお目が高い会話するには、店の側の応じた目が要求される。すなわち、客単価の向上に繋がるし、社員の教育、電気製品に対する素養にも繋がる。「あれを扱ってるのか、力入れてるな」お目の高いお客にはこう映る。10万円の炊飯器あるが、あれで飯炊いて調理実演とか良い例だろう。オーディオでもアキュフェーズ置けとまで言わないが、単品コンポ組み合わせて音出せて当然だろう。逆にそれすら出来ないような奴が音質がいいとかヌカすなってこと。
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とか書いたけど、まぁ届かないだろうし、届いても鼻で笑われるだろうね。おのずと、行く先もこっちには見えるけどね。
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ネットのせい?アマゾンのせい?違うよバーカ
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