星の名を追って(1)
昨日自己記事へのアンサーというわけではないが、ささくれだった社会や世の中ばかり見つめていると、心の中もささくれ立つ。
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なので、少し星の世界を漂ってみようか、というお話。
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冬前から春先の星座を並べて、固有名詞のついてる二等星以上を追ってみる。
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名前の響きを楽しむもよし、由来や関わる神話に話題飛ばしても良し。
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先入観を持たせたり、想像力に枠をはめたくないので、個人的な感想や考えを含めず淡々と書いて行く。
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ちなみに、裏サイトで書いてるお話「ポラリス」「星の生まれる場所」実は星シリーズとしてダラダラ進めるつもりでいたりもする。そのネタの公開でもあったりする。
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対象星座群を並べる。南天側
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↑秋
アンドロメダ座
おうし座
オリオン座
おおいぬ座
こいぬ座
ふたご座
ぎょしゃ座
ケフェウス座
うみへび座
とも座(らしんばん・りゅうこつ・ほ、も対象とする)
しし座
おとめ座
↓春
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北天側は北極星が年中見えているのはご承知の通り。裏返すと、北極星に近いものは年中、そうでないものは季節によっては見えづらいこともある。冬メインで2等星以上だとこうなる
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カシオペア座
りゅう座
こぐま座
おおぐま座
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行きますよ。よろしいすか。★は1等星●は2等星
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●アルフェラッツ(Alpheratz)
アンドロメダ座α星。距離97光年。隣接するペガスス座の星たちとともに「ペガススの四辺形」を形成する。二重星。大気に水素、マンガンを多く含み、自転が遅い。固有名はアラビア語で「馬のへそ」・・・ペガススとの縁は古い。
裏サイトの魔法娘レムリアの故国はここから取った。
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●ミラク (Mirach)
アンドロメダ座β星。距離197光年。赤色巨星。アンドロメダ銀河を探すときはまずここに双眼鏡を合わせ、動かしてゆくと探しやすい。固有名はアラビア語で「腰」の意。確かに姫の腰にある。
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●アルマク(Almach)
アンドロメダ座γ星。距離397光年。望遠鏡で解像可能な二重星で美観を呈す。固有名はアラビア語の「ヤマネコ」
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★アルデバラン(Aldebaran)
おうし座α星。距離67光年。赤色巨星。背後にあるヒアデス星団(距離151光年)と重なって見え、双眼鏡で眺めると美観を呈す。古代占星術で「王家の星」と称えられた。固有名はアラビア語で「後に続くもの」の意味。これは冬の星の先頭がプレアデス(すばる)で、その後から上ってくるために言う。アイルランドの歌姫Enyaのデビューアルバム「Celts」に同タイトルの曲がある。
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●エルナト(El Nath)
おうし座β星。距離134光年。赤色巨星(の、なりかけ)。固有名はアラビア語で「角突く者」名の通りおうしの角の位置にある。
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(つづく)
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