八甲田山について
ソース:http://www.jma.go.jp/jma/press/1306/18a/yochiren130618-2.pdf
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第126回火山噴火予知連絡会 全国の火山活動の評価
② 八甲田山 [噴火予報(平常)]
・ 東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、八甲田山周辺を震源とする地震が増加した状態で経過しています。
・ 今期間山頂付近が震源と考えられる火山性地震が散発的に発生しています。
・ 山体周辺のGPS観測では、2013年2月頃以降小さな膨張性の地殻変動がみられます。
・ 表面現象には変化はみられませんが、今後の火山活動の推移に注意してください。
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比してまぁJ-CASTの物言いの大げさなこと。
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とはいえ
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貞観三陸地震(869)に関して言えば、864-866年にかけていわゆる貞観富士山噴火が引き合いに出されるが、噴火の方が先なので直接の因果はないであろう。むしろ誘発された気配があるのは871年鳥海山」だ。1611年慶長三陸地震は1618年岩木山か。1620年蔵王はこじつけか。1793年三陸地震は1794年蔵王だろう。
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八甲田山については理科年表をはぐるかぎり噴火の記録は無い。ただ「たびたび火山性地震群発」とだけある。
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最もご承知の通りこの辺は「火山帯」として一蓮托生なので、個々の山に着目しても多分意味は無い。鳥海山なら鳥海火山帯、八甲田山なら那須火山帯を横目に見ておく必要がある。その点で蔵王は八甲田と共に那須系だ。
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北日本はそれまで東からぎゅっと押されていたが、3.11を境にそれが解放され。閉ざされていたところは開いた。その開いたところにマグマが上がってくる、というのが地震誘発噴火のステレオタイプなメカニズムである。
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⑧ 蔵王山 [噴火予報(平常)]
・ 2013年4月7日、9日及び21日に火山性微動が発生し、そのうち7日及び21日のものでは直前にわずかな傾斜変化がみられました。
・ GPS観測による地殻変動及び噴気活動に特段の変化はみられず、ただちに噴火する兆候は認められませんが、今後の火山活動の推移に注意してください。
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⑪ 富士山 [噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)]
・ 東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)の発生直後は山体周辺の地震活動はみられませんでした。2011年3月15日に山頂の南南西約5km、深さ15kmを震源とする静岡県東部の地震(マグニチュード6.4、最大震度6強)が発生しました。それ以降、その震源から山頂直下付近にかけて地震活動が活発な状況となりました。その後、地震活動は低下しつつも継続しています。
・ 深部低周波地震は、2013年4月中旬~下旬及び5月19日に一時的に増加しましたが、その他の期間は、少ない状態で経過しました。
・ その他の観測データで異常を示すものはなく、噴火の兆候は認められません。
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貞観の時代、東北は居住者も少なく、応じて状況が文言で残っていることは少ない。「書いてないから」と言って何も無かったとは限らない。
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火山の噴火がステレオタイプで進むなら、上がってくるマグマで山体が変容し、細かい地震が増えてくる。八甲田山につきもう一度抜き出す。
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・ 山体周辺のGPS観測では、2013年2月頃以降小さな膨張性の地殻変動がみられます。
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追いかけてるようなので、何かあれば、発表があるでしょう。
出典:http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/kaisetsu/CCPVE/shiryo/126/126_no04.pdf
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