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2013年7月30日 (火)

原作の具象化

著名な俳優陣で原作を舞台化→原作者「許可してませんし原作と変わっています」→俳優「なら私も出ません」→舞台製作者「弁護士に脚本見せて了解されたのに?サボタージュだ訴えてやる」
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てなトラブルが起きている。よらずこういう「小説やマンガの舞台化・映像化」は色々トラブル多い。
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中でも「原作と違う」というのは最も多いパターンだろう。「幻魔大戦」はマンガ版がベースだがキャラクタ違うし、「ナウシカ」も原作2巻までがベースだが細部変えてある。ジブリついでに言うと「魔女の宅急便」は飛行船のくだりオリジナルだし「耳をすませば」は図書館がらみとキャラクタ名以外原形を留めていない。ただそれでもジブリが文句言われない(目立たない)のは他ならぬ原作者が全幅の信頼を寄せてお任せ、が成立しているからだし、応じて「ジブリの色」でまとまっているからである。サイドストーリーとしてOKということであろう。個人的には「耳」は原作テイストそぎ落とし過ぎな感はあるが、柊さんがジブリ大好きだしまぁ良い(「銀色のハーモニー」を良く見よ)。
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でも、じゃぁ原作通りがいいかというとそれはそれで「そのまま映像化しても映えない」部分は多々ある。心理の動きを書き並べるとか、風景に情動を載せているとか、文章だからこそ感ぜられる、意を持つのであって、映像化するには代替手段でその旨表現する必要が絶対に生じる。その辺ジブリは髪の毛と風を多用するが、モノによってはもっと大胆な改変をしないと説得力を持たない。という結論も当然あるだろう。ただそこで少々「暴走」の感を持つ物が多いのが昨今という所ではあるまいか。
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妻の知り合いに児童文学の公募作を上梓された方がいるが、店頭に並んだものは当初原稿が持っていた輝きを失っていたと妻は評す。偏見だが大体「感想文推薦図書」がツマラナイのはその手の編集プロセスを経て、子供から見た世界が大人の押しつけに変貌しているからだと思う。似たようなモノで、業界が売りたい物と市井が欲しいものは大抵ずれている。合致すればヒットしようが間違えればゴリ押しと言われる。
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「受賞作品の著作権 (出版権、ゲーム化権、映像化権、その他副次商品化権を含む) は、当社に帰属します」
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これは公募の募集要項に良くある文言である。要約すると「応募作のその後の扱いは出版社側に委ねよ」という意味である。よく「あんなに映画は大ヒットしたのに作者への報酬それだけ?」みたいな話が出るが、背景根拠は大体これによる。「発明して特許を出すのが仕事。でもその特許で金儲けするのは会社」という環境で仕事している人間としてはまぁ、出版社側の意図は理解出来る。ちなみに上記「幻魔大戦」の著者、平井和正氏は、「狼男だよ」でしっちゃかめっちゃか書き換えられたという経験をされている。
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視点をひっくり返す。
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あなたが作者であったとして、そういうことされたくないならどうすればいいか。そりゃもう手の施しようがない位完璧に作ることである。文字遊び言葉遊び、文体をいじるなどの小細工を弄することなく、識域に展開されているであろうムービングアクションを臨場感豊かに活写するのである。あなたは監督でありキャメラマンなのだ。切り取る画角や画面の奥行き、キャラクタの配置にまで気を配り、天候と温度と湿度がある中で動き回るキャラクタを描くのである。言わば「シナリオが書けるか?」ということになる。アニメではコンテを切る。こんな絵でこう動く、という切り絵の集合体を並べ、間をつなぐように動画を配する。それを文体に置き換えたのがシナリオである。
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でもまぁ、ムリだろう。それやると文体が得てして殺伐とするし、事象の羅列になるからだ。小説としての、マンガとしてのテイストが失われてしまう。するとここに「全権委譲」というのは少々、ムリがないかい?という結論が導ける。同じものを伝えたくても、表現方法が違うのだから、どう変えようかという合意が無いと全員が絶対に不幸(伝えてくれない・伝わらない)になる。
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折角ニッポンのコンテンツが面白いと言われ始めたところなのだ。相互に「お前のせいだ」と罵り合うのではなく、どうすればより真意が伝わるか、スタートの段階から関わる全員が総体となって考えて行くのがあるべき姿では無いのか。
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……適正な利潤なんて奴は後から勝手についてくるよ。

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